『笑顔』は赤ちゃんのときから、誰もが自然に身につけ、
毎日のように使っている表情ですよね。
笑顔は自然に生まれるもの。
ですが、大人になると、
自分の笑顔が気に入らない…
しわが気になって笑えない…
そんなことはありませんか?
笑顔のトレーニングはとてもシンプルです。
少しの意識とトレーニングで、
今よりもっと笑顔に自信が持てるようになるかも!
この記事は『顔の法則 つくりより表情が命』(南雄二/著)を参考にしています。
顔の動きで重要なのは「口」と「眉」
顔の中で大きく動かせるのは「口」と「眉」だけです。
口と眉が表情のほとんどを形づくっています。
とくに口に関わる筋肉は、顔の下半分を占めています。
それだけに、表情・顔立ちに大きな影響力を持っていると言えます。
笑顔をつくる主役は「口」です。
眉は、上下の動きにより表情にアクセントをつけます。
瞳を見開かせるのも眉の働きです。
悲しみの表情や、複雑な表情も眉の動きで表されます。
主役の口に対し、眉は「名脇役」と言えます。
欧米人と日本人の笑顔の違い
笑うとき目を細めていませんか?
恵比寿様のような、目がつぶれてしまうにっこり目は、
実は日本人(東洋人)に多い笑い方なのだそう。
目を細めて笑うことは、目の周辺(眼輪筋)に力が入っているということです。
すると、目の横にしわが出やすく、
長年続けていると「笑いじわ」として刻まれる可能性が高くなります。
また、目に余計な力が入る分、主役の「口」をよい形にするのが難しくなります。
笑顔の「口」のよい形とは
よい形の要素は次の3つです。
- 表情筋の横(左右)の引きが十分強い
- 口角が十分上がる
- 下唇にした方向の引きが十分働く
欧米人は、バレエのポーズを決めるように笑顔をつくります。
他人に見せるために、その「型」をつくることが自然に身に付いているのです。
笑顔のトレーニング
笑顔のトレーニングは、上記の「口のよい形」をつくるためのエクササイズです。
とてもシンプルですが、
主役の口まわりの表情筋を鍛えることは大きな効果があります。
この筋肉をしっかり鍛えれば、爆笑しても表情が崩れにくくなります。
- 口の両わきに人差し指か中指を軽く当てる。
- 口角を横方向に引き上げるように、歯を見せて笑顔の口をつくる。
- あごを動かさないようにして「下唇」を下に引き下げる。
連続的に上げ下げしても良いし、
上げた状態を5〜10秒ほどキープしてもOK。
- 当てた指は力を入れず、筋肉の動きを感じるようにする。
- 口角が鋭角に尖るようにする。
- 目のまわりには力を入れない。
まとめ
目を細めて笑うことが習慣になっていると、
初めは「口」だけで笑顔をつくることに違和感を感じるかもしれません。
欧米人と日本人で笑い方の傾向が異なるのは、
文化的な要素が大きいようです。
欧米人は発音で唇を使う発音が多いこと、
また、「美しさ」のイメージをしっかり持ち、自分を美しく表現することに意識的です。
まわりの大人を見て、子どもも同じように笑顔をつくっていきます。
瞳が輝く笑顔はとても魅力的。
マスクで口元を見せることが少ないご時世ですが、
こんな時だからこそ気を抜かず、
マスクを外したときぐっと魅力的な笑顔に変身しましょう!
欧米人の笑顔は「口」を中心にしたもので、瞳はしっかり開かれている人が多いのです。