『箱庭療法』は
砂箱の中に玩具を配置して世界を作る
芸術療法の一つです。
アートセラピーで学んでから、
ずっと興味を持っていたのですが、
ってことで、今回は箱庭療法の箱をDIYで作ってみました!
Contents
箱庭療法の箱のサイズは?
学校などでは
持ち運びやすい小さめサイズも活用されているようです。
円形や深さが2段になっている箱庭など、
セラピストの工夫で様々な箱庭が使われているんだとか。
箱庭療法は、厳密な規格があるわけではないので
サイズや内側の色を工夫することもできます。
国際基準サイズと3/4サイズの比較
今回作ったのは、
- 約国際基準サイズ
- 約3/4サイズ
の2つです。
なるべくムダが出ないようにしたためです(;’∀’)
ホームセンターでよく売っている「600×450」のベニヤをそのまま使っちゃいました。
長辺720×0.75=540(国際基準の3/4) 600-26=574(今回の内寸)
短辺570×0.75=427.5(国際基準の3/4) 450-26=424(今回の内寸)
上の写真、右が国際基準サイズ、左が3/4サイズです。
持ち運び
3/4サイズは風呂敷で包んで片手で持つことができした。
持ち運びやすいサイズだと思います。
国際基準サイズはちとデカいです^_^;
重くはないですが、がんばって両手で持ってます。
風呂敷は短辺がギリギリ結べました。
国際標準サイズのサイズ感
国際基準サイズと小学2年生。
奥の方は「手が届かない~」と言ってましたが、
立ち上がれば問題なく置けます。
ただ娘の場合、全体を構成しきれない感がありました。
上は大人の作品です。
大きめのアイテムも、狭さを感じることなく置くことができました。
3/4サイズのサイズ感
小学2年生の作品です。
お話を作りながらどんどん置いていきました。
3/4サイズでは、大きめのアイテムは少し窮屈な印象もありますが
十分に表現できると思います。
小さめサイズの箱庭は、
- 幼児~小学校低学年
- エネルギーがないクライアント
に向いています。
また、スペースや持ち運びやすさでも選ばれます。
材料と作り方
※写真は3/4サイズでの製作工程です。国際基準サイズでも手順は同じです。
【本体】
シナベニヤ5.5mm厚(600×450)…底面
厚さ13mmの木材(600×70、424×70、各2枚)…側面
【フタ】(必要なら)
シナベニヤ4mm厚(600×450)…フタ
角材(10×10mm前後×424mm弱、2本)…ズレ防止用
【その他】
ビス(ミニビス16mm、20mm)
多用途塗料(青系の色)
ニス
木工用ボンド
ワトコオイル(外側の塗装用。必要なら)
紙やすり、耐水ペーパー
刷毛など
本体用の木材です。
今回は側面用の木材は、150mm幅のものをタテに半分にカットしてもらいました。
フタ用の木材です。
本体を組み立てる
木材は一応軽くやすりがけしました。
20mmのミニビスで枠を組み立てます。
ビスを打つ位置に印を付けてから止めると見栄えが良いかと^^
16mmのミニビスで、
底面のシナベニヤ(5.5mm厚)を枠にとめていきます。
箱の形が完成しました♪
フチや角を軽くやすりがけしておきます。
箱の内側を塗装する
上面をマスキングテープで養生します。
塗り途中~↑
塗料は少し水で薄めて2度塗りしました^^
塗料が完全に乾いたらニスを塗ります。
ニスも二度塗りしました。
いい感じ♪
側面はワトコオイル仕上げに
側面はワトコオイル(ホワイト)で仕上げることにしました。
無塗装よりも汚れにくく劣化しにくく、
手触りがすべすべしていい感じになります。
今度は内側をマスキングテープで養生します。
一度塗りしたら15~30分おいて、ウエスで拭き取り。
二度塗りします。
二度塗りしたら、400番くらいの耐水ペーパーで軽くやすりがけ。
これでしっとりすべすべの手触りに^^♪
完成です!
フタをつくる
内寸に合わせて、フタ用のシナベニヤに印を付けます。
「閉まらない(゚Д゚;)」というミスを防ぐため、
若干余裕を持たせましょう~^^
角材に木工用ボンドを塗って、印に合わせて貼り付けます。
重しをして圧着します。
(写真では、長めの木材を乗せた上に重いものを乗せています^^)
半日くらい動かさないで放置しておくと、しっかり貼り付けられます。
フタも完成!
本体にピッタリ合いました♪
まとめ
箱庭療法の箱は、専門店やAmazonでも購入できますが、
ホームセンターの木材で手作りすることもできました。
サイズ感、製作工程など、参考になれば幸いです♪