自立した子どもに育てるには、自分のことは自分でさせるべき?

はじめに

  • りっぽ
    りっぽだよ!
  • 「もう自分でできることなのに、自分でしない」
  • 「自分でできることを親がやってあげるのは、甘やかしでは?」
  • 「親が手伝ってばかりでは、子どもが自立できないのでは?」

 

あなたは子育てでこんな悩みを持っていませんか?

 

我が家の4歳の娘も、かなりの甘えん坊。

まず朝目が覚めて隣にいないと、泣きながら呼びます。

そして一階へ降りるのも「抱っこ〜」

着替えも自分でもできるのに「着替えさせて〜」

と、こんな調子です。

 

りっぽ

そんな「甘え」「お願い」にどう対応したら良いの?

自分でできることは、自分でさせるべきなのかな?

 

実は、「自分のことは自分でやる」だけを目標に

してしまうことには危険性もあるのです。

 

りっぽ
子どもの「甘え」について考えてみました!

 

  1. 「自分でできる」ことは喜び
  2. すべて自分でさせようとすることの危険性
  3. 全部自分でできる=自立ではない
  4. 甘えと甘やかしの違い
  5. 愛情を伝えることが一番大事
  6. まとめ

1.「自分でできる」ことは喜び

子ども自身の成長で、

こと
「できなかったことができるようになった」

「自分でできるようになった」

という体験は、大きな喜びです。

 

生まれてお母さんに笑いかけることができ、

寝返りがうてるようになり、つかまり立ちができ…

 

身体能力の獲得は、子どもにとってうれしくてたまらないこと。

幼い子どもたちは、

「見て見て!こんなことできるよ!」

と、しょっちゅう大人にアピールします。

 

りっぽ
基本的に「自分でできる」は喜びなんだね!

じゃあ、なんで自分でやらないんだろう?

 

2.すべて自分でさせようとすることの危険性

自分でできることを「やって」とお願いされると、

 

りっぽ
「自分でできるんだから、やってあげるのは甘やかし」

「自立を遠のけてしまう」

と、思うかもしれません。

 

実は「自分でできることはすべて自分でやらせる」

ということを目標にしてしまうことには、危険があります。

 

自立させたいという思いからだとしても、

いつも「自分でしなさい」とガミガミ言っていると、

知らずに子ども対してに指示・強要の傾向になってきます。

 

励ましや愛情を示すことなく、指示・強要ばかりが行き過ぎると、

子どもは甘えることができなくなり、

指示待ちになったり、自己肯定感が下がる危険性があります。

「人に頼ってはいけない」と思い、豊かな人間関係を築けなくなる

可能性も考えられます。

 

3.全部自分でできる=自立ではない

なんでも自分でできる、ということが自立ではありません。

子どもも大人も幸せに生きるためには、人との関わりが欠かせません。

 

弱みを見せられること

人それぞれの得手不得手や違いを知ること

うまく人に頼りチームをつくること

大人になり、よりクリエイティブに仕事や人間関係を築いていこうとすると、

それらの能力、自分と他人の違いを考えられる能力が必要です。

 

人に頼ることをよしとせず、自分一人でできることだけに籠っていては

世界を広げて行くことが難しいでしょう。

 

りっぽ
「うまく頼る」「うまく甘える」という力を育もうとしている子どもを

許容する器も、親には必要なんだね

 

4.甘えと甘やかしの違い

りっぽ
「甘え」と「甘やかし」の違いって何だろう?

 

「甘え」は「甘えたい」という気持ち

大人だって、恋人に「甘えたい」と思い、受け入れてもらいたいですよね。

「甘え」に対しては、恋人同士のような気持ちで受け入れてあげたいものです。

 

もちろん、受け入れるのが無理な時もあります。

そんな時は「今は忙しいから自分でやってね」と理由を付け加えたり、

「じゃあ競争しようか!?」とゲームっぽくしてやる気にさせてみましょう。

 

 

「甘え」対し「甘やかし」は

子どもの能力を低く見て、自分でやる機会をうばってしまうこと。

子どもがやる前に、できないだろうと手を出してやってしまうのは「甘やかし」

 

また、子どもの「甘え」に対して、気持ちではなく「モノ」で返すのも「甘やかし」です。

たとえば、「お母さんが服着せて〜」(お母さんに甘えたい気持ち)に対して、

「自分でやったらお菓子食べていいよ」(気持ちをモノにすり替える)など。

りっぽ
「甘えたい気持ち」→「お菓子」と、ねじれが起きているんだね

 

5.愛情を伝えることが一番大事

子どもが甘えてきた時、「やってほしい」とお願いしてきた時、

一番大切なのは、「そう思った子どもの気持ち」です。

 

「甘え」を受け入れてもらえると、

「愛されている」「ここにいていいんだ」という自己肯定感を感じます。

 

娘が通っている森のようちえんの先生(男性)は、

子どもの爪が伸びていると先生が切ってあげることもあります。

りっぽ
そうしてもらった記憶は、子どもの心をあたため続けるものだと思います

 

自己肯定感が育まれた子どもは、自然にバランスよく自立していくのではないでしょうか。

 

6.まとめ

甘えたい気持ちをしっかり受け止めてあげると、

子どもは安心して成長していきます

 

りっぽ
私はつい娘に「自分でやってよ!」「歩けるでしょ!」なんて言ってしまい、反省だなぁ

 

甘えもコミュニケーションのひとつ。

抱っこしてもらったり、甘えんぼになってお世話してもらいたい時もあります。

 

りっぽ
「自分でやらせる」ことにこだわらず、

まずは子どもの気持ちを一番に感じてあげられるといいですね!