こんにちは!りっぽです
数の概念は子どもにどのように理解されていくのでしょうか
大人になった今となっては、
自分がどうやって数を理解していったのか?って覚えていないですよね…
数が苦手な子が「何が分からないのか」「どこでつまづいているのか」を理解するには、
数に対する発達の順序を知ることが役立ちます。
数に対する発達段階
数にはいくつかの側面、働きがあります。
下に示すように、子どもの数の理解は
数唱→集合数→順序数という順に発達していくのだとか。
数に限らず子どもの発達には個人差があります。
年齢にとらわれずに、子どもがどの段階にいるのかを見て、援助していくことが大切です。
1.数唱
数の一つに側面に「数える」ことがあり、「数唱」といいます。
子どもの頃、お風呂で「いーち、に―い…」と、
ある数まで数えて出た思い出がある人も多いのではないでしょうか。
数唱は2歳台からできるようになると言われています。
2.集合数
集合数は、「みんなでいくつ」という働きです。
3歳台で「2」とか「3」が分かり、4歳台で10前後が分かりだすそうです。
3.順序数
順序数は「一番目、二番目、三番目…」という順番の側面です。
かけっこの順番などをとおして、4歳台頃で理解されるそうです。
まとめ 子どもの「つまづき」の段階を知る
小学生でも、数の理解が難しいことはあります。
- 10のまとまりが分からない
- 指が足りなくなると数えられない
- 穴埋めで入れ替えると理解できない
- 計算はできるけれど「お金」になると分からない
また、問題の言葉の意味でつまづいていることもあります。
発達の順序を頭に入れて、
前の段階に戻って「どこでつまづいているのか」を確かめることも必要だと思います。