アドラー心理学のアドラーは、
人が立ち向かうべきやっかいごとを「人生の課題」と呼びました。
人生の課題に立ち向かうときに、楽観的になれる言葉を持っていると、自分を助けやすくなります。
逃げ出さずに立ち向かう勇気を持つためには、楽観的でいることも大事だと感じています。
この記事では、
- 個人的に使っている楽観的になれる言葉5つ
「そんなこともある」
英語では、It happens. (直訳:それは起こるものだ。)
失敗したとき、迷惑をかけちゃったとき、などに使えます。
以前、めずらしくけっこうな失敗をしちゃったリーダーが、
皆が集まる会議で状況説明のあと、
「そんなこともあります」と。
そんなんでいいの?!と拍子抜けしちゃいました。
が、実際起こったことは起こったこと。
だから、状況をシェアして気をつけていけばいい。
リーダーである彼が皆に示してくれたことで、
信頼しあえる許し合える場であることをより感じたのでした。
「ユーモアとは、にもかかわらず笑うこと」
これは、ドイツでのユーモアの定義なのだとか。
「にもかかわらず」がポイントですね。
苦しい時に思い出すと勇気づけられる言葉ではないでしょうか。
ユーモアは、こころをほぐしてくれます。
苦しい時こそ、誰かとユーモアを分け合えたらきっと乗り越えられる。
「起こったとしたらそれはすでに起こったことなのだ」
たとえ何が起こるにせよ、まだ何も起こってないんだ。そして何かが起こったとすれば、それはもう起こってしまったことなのだ。
(羊をめぐる冒険)
村上春樹の小説『羊をめぐる冒険』に出てくる言葉です。
- 先のことを心配しても、それはまだ起こっていない未来の妄想
- そして起こってしまったことは、もう起こってしまった過去の事実
何が起こるかは分からないから、今ここだけを見ればいい。
たしかその後のくだりで「気持ちの切り替え」として、
「目を閉じてフランス語でゆっくり1から10まで数えて、
これでおしまい、と唱えてパンと手を叩く」
というのがあったと思います。(うろ覚えです)
「もう踊るっきゃねえな」
以前Twitterで見かけてお気に入りの言葉。
調べてみたら、「にのまえさん」のツイートでした。
いっぱいいっぱいの時に良さそう ^^
「死にたい」「しんどい」などの言葉は声に出すと本当にしんどくなってしまうので、そういう時は「もう踊るっきゃねえな」って言うことにしてるんだけど、本当に気分が持ち直してくるし笑う余裕が出てくるのでおすすめ
— にのまえ (@sirataiyaki15) June 29, 2018
フォロワー見てるか ここがダンスホールだ みんなで踊ろうぜ プリーズミュージック
「移行空間」
ユング心理学の臨床家、ウィニコットが作った言葉です。
ここじゃない、創造の場所。
そんな場所があることを知ることで、現実にいても悲観から逃れることができそうです。
私の移行空間はどこだろう?と心の中に探すこと。
まとめ
いかがだったでしょうか。
楽観的になれる言葉を持っていると、
いざというときに自分を助けてくれます。
人生のやっかいごとに立ち向かうために
自分を勇気づける言葉を増やしていきたいですね。