なぜ?仕事ができない人の意外な理由

 

りっぽ
こんにちは!りっぽです

 

あなたの職場の人間関係は良好でしょうか?

仕事ができる・できないでストレスをためていませんか?

 

「仕事ができない」と思われている人は、なぜ仕事ができないのでしょうか。

 

一般に考えられる理由として…

  • 経験が浅い
  • 知識が足りない
  • 能力が低い
  • 職種や仕事内容が合っていない(適性がない)
  • やる気がない…etc.

 

ですが、ほかにも意外な原因で仕事ができない人が生まれている可能性があります。

 

  • 職場に「働かない人」がいてイライラしてしまう時
  • 「働かない人」にどう対処していいか分からない時
  • 職場内で自分を発揮できないと感じる時

 

りっぽ

この記事を読めば、

「仕事ができない」ことに対する視点が少し変わりますよ

 

仕事できなくなっている原因はまわりのストレスを引き受けているから

 

「仕事ができない人」の意外な理由は、

仕事ができる人のストレスを引き受けているということです。

 

こと
えっ!どういうこと?

 

仕事ができない人は、その人自身に問題があると思われがちですよね。

まわりの人は、その人にきちんと仕事をして貢献してほしいと思っています。

ところが、じつはその人は

「きちんと仕事している自分たちのストレス」の処理係

になっているかもしれないのです。

 

ここには、次に説明する262の法則が働いています。

 

「262の法則」の下の2割になっている

 

262の法則とは

一つの働きアリの集団の中で、

  • 2割はバリバリ働いている
  • 6割は働いているフリをしている(なんとなく働いている)
  • 2割は働かない

どのアリの集団でも、このような分布になるのだそう。

別名、働きアリの法則といわれます。

 

こと
6割は働いているフリって…

 

では、いくつかの集団から、働いているトップの2割ばかりを集めて、

新しい集団を作るとどうなるでしょうか?

こと
みんな働くんじゃない?

 

ところが働くエリートばかり集めたはずなのに、

ここでも6割は「働いているフリ」のアリ、2割は「働かない」アリになってしまうというのです。

りっぽ
不思議!

 

逆に、働かないアリばかりを集めても、その中の2割は働きだし、

2対6対2の割合に分かれていきます。

また、バリバリ働いていたアリたちが負傷などで働けなくなると、

その分、下の2割を含むほかのアリが働きだすという現象もみられるそうです。

 

 

下の2割が働かなくなってしまう理由は

集団の中で暗黙のうちに役割分担が行われているからとかんがえられます。

 

集団の中のアリたちは「なんらかの伝達物質」でつながっていて、

上の2割は、下の2割に仕事から受けるストレスを流し込んでいるのだとか。

上の2割はストレスがなくなることでバリバリ働くことができ、

逆に下の2割は、ストレスによって働く力がなくなり無能化してしまうのです。

 

こと

ウロウロしてるアリや弱っていそうなアリっているよね!

 

 

人でも同じことが起こると考えられています。

人がグループになったとき、

脳の間にネットワークができ、無意識に役割分担を始めます。

 

りっぽ

少人数の集まりで誰かが抜けると、

ほかの誰かが空白になった部分の役割を引き受けている

ってことあるよね!

 

仕事ができない人は、暗黙のうちに下の2割にさせられていて、

他人のストレスを負って動けなくなっているのです。

 

家族内でも同じことが起こります。

昔、祖父母と同居して兄弟も多かった時代は、

  • 働いて一家を支える父親
  • 動き回っている母親と子どもたち
  • のんびりしている祖父母

という構造ができていました。

働かない祖父母が父親のストレスを緩和して、家族内のバランスが取れていたのです。

 

現在は核家族が多く、別居の祖父母も元気で働いていることも多いでしょう。

バリバリ働く両親のもとで、子どもが両親のストレスを負い、

動けなくなり引きこもりになってしまうというケースがあります。

もちろん親は、子どもにストレスを引き受けてほしいなんて思っておらず、

本気で心配して気に病んでいるのです。

 

父親が病気で入院したりすると、急に子どもが動けるようになるなどということも

カウンセリングの臨床現場ではよく起こるようです。

 

りっぽ
262の法則はあくまで統計的な傾向なので、

すべてに当てはまるわけじゃないことには注意してね

 

組織に下の2割がいないとどうなるか

 

もし組織内の下の2割を

仕事ができないからと解雇するとどうなるでしょうか?

 

ストレスを処理していた人がいなくなり、

上の8割の間で不安やストレスがたまりだします。

そして残った人の中から、また2割の「仕事ができない人」が生まれるのです。

 

たとえば、

営業成績の悪い社員からどんどん首を切られていくとしたら、

ほかの社員たちは相当なストレスを感じるでしょう。

その中で生き残る営業エリートは、ごくわずかだと推測できます。

 

りっぽ
支える人が必要なんだね

 

仕事ができない人の対処法は「強み」や「良さ」をみること

 

もしあなたの職場やグループに「仕事ができない人」がいる場合、

上の8割を支えてくれている必要な人たちといえるでしょう。

 

同じ仕事の種類やレベルを求めるのではなく、

個々の強みや良さを活かすことを考えていくとよいでしょう。

 

彼らはこの場所で、下の2割にさせられているだけなのです。

能力がないのではなく発揮できない状態にさせられているのです。

個々の強みや良さを活かして認めていくことを組織全体で行うことが

良いエネルギーを回すことにつながります。

 

仕事ができない人を見てイライラしてしまうときは要注意です。

イライラするということは、あなたがストレスを引き受けてしまっている

ということになるからです。

 

こと
「皆同じことを」じゃないほうがいい!

 

 

あなたが下の2割だった場合、

「なぜか分からないけれど動けない」という感じを持っているかもしれません。

  • 頭が回らない
  • うまく言葉が出ない
  • 会話がかみ合わない…etc.

 

属するグループが違えば、本来の能力が発揮される可能性があります。

もし不当な扱いをされていたり、大切にされていない、ストレスを受け続けている、と感じるなら、

思い切って離れることを考えましょう。

りっぽ
いろんな場に属してみると、違う自分に気付くかも!

 

まとめ

 

「仕事ができない」原因と対処法
  • 仕事ができない人は他の人のストレス処理係にされている可能性がある(262の法則)
  • 個々の強みや良さをみる環境をつくる
  • いろいろな場に属してみる

 

りっぽ
262の法則はすべての関係に当てはまるわけではありません。

視点を変える一つの方法として役立ててみてくださいね。