透明水彩 塩を使った技法 [100枚の絵を描く(10)]

 

こんにちは、りっぽです。

今回は、透明水彩の「塩」を使った技法(塩加工)をやってみました!

 

 

今回使った水彩紙は、ワトソン紙の特厚口。

ロール紙をSMサイズのパネルに水張りしたものです。

 

パネル張りの記事はこちら

 

透明水彩の「塩」を使った技法(塩加工)

 

塩加工のやり方

  1. 塩加工をしたい部分を水分多めで着彩(ウォッシュ)する
  2. 絵の具が乾く前に塩をぱらぱらとかける
  3. 塩が溶けて、色が抜けた模様ができる

 

塩は、家にあった料理用の「あらしお」を使いました。

普通にスーパーに売っている塩です^ ^

 

下の画像↓は、1枚目の葉っぱに塩をかけてすぐ。

黒くポツポツしている部分が塩です。

 

こちらは3枚目(まんなか)の葉っぱに塩をかけているところ。

 

下の画像↓は、一晩経って完全に乾いたところ。

溶けきらなかった塩が、画面上に残っていました。

(ティッシュや手で軽くこすると落ちます)

 

完全に乾くと、しっかり塩の模様が出ています。

塩の花の開き具合は、塩をかけた時の画面の水分量によって違いが出ます。

 

3の葉っぱが塩模様が大きく出ています。

これは、3の葉っぱを塗ったときの水分量が多めだったためだと思います。

2の葉っぱの塩模様が小さいのは、塩をかけた時にすでに絵の具が乾きかけていたためでしょう。

※番号は描いた順です。

 

 

水分量のほか、水彩紙の種類や塩の種類などで、模様に違いが出るようです。

 

狙いどおりの模様を出すのは慣れがいりそうですが、

雪の表現や光の表現、幻想的な背景など工夫して使えそうです。

偶然性を楽しみながら取り入れてみたいな^ ^