縦割り保育の幼稚園に入れてよかったこと

りっぽだよ!

5歳の娘(こと)が通う森のようちえんは、

年少々(3歳)〜年長まで20人前後がみんないっしょに遊ぶ「縦割り保育」。

 

りっぽ
「縦割り保育」を取り入れている幼稚園、保育園もあるよね!

「縦割り保育」の良さや疑問点をレビューするよ!

 

[縦割り保育のいいところ]
お世話したり、してもらったり。
「重いー」「持ってあげる!」
上の子を見て心の準備ができる。
「年長キャンプいっしょに寝ようね」(年長キャンプか…)
できる、できないで比べない。
人それぞれ〜。(一つ下だけど同レベルで仲良し)
お母さん同士も幅広く付き合える。
「こんな困ったことが…」「うちの場合は…」「なるほどー」
日常育児4コマ 縦割り保育のいいところ

縦割り保育の幼稚園を選んだ理由

我が家の近所には子どもが少なく、

昔のように異年齢の子どもたちが道ばたでいっしょに遊ぶ、という環境ではありません。

りっぽ
私自身は子どもの頃、近所の子たちとよく遊んでいました

 

我が家の娘は一人っ子ということもあり、

幼稚園選びでは、同じ年齢の子どもたちと切磋琢磨させるよりも、

兄弟姉妹のような異年齢の子どもたちの中で遊ばせたいと思っていました。

 

縦割り保育の良さは?

お世話したり、されたり

年中さん年長さんは、下の子が入ってくると

お世話をしたがる子もいます。

 

年少のときに自分がしてもらったことを

年中、年長になって自然に下の子にやってあげるという姿が見られます。

こと
リュックや水筒を持ってあげたりね!

 

私の娘も年少の時は、年長の女の子がものすご〜くかわいがってくれました。

りっぽ
娘も「お世話されたい」タイプだったので、その子が大好きでした!

 

もちろんそれぞれの性格やタイプで

年少の子でも、お世話されたくない!自分でやる!という子もいますし、

年長さんでもマイペースだったりさまざまです。

 

りっぽ
年長の娘は積極的にお世話したいということはないようだけど、

自然に下の子に教えてあげたり助けようとするところも見られ、

成長を感じているよ!

 

比べない、競争しない

同年齢の子どもだけの「横割り保育」では、

何ができる、誰ができるということを比べがちになる気がします。

 

さまざまな年齢の子どもがいっしょに遊ぶ保育では、

学年が違っても気が合えば仲良く遊びます。

りっぽ
子どもたちはあまり年齢を気にしていないみたい

 

それぞれのできること、できないこと、苦手なこと、得意なことも

それぞれの個性として受け取っているようです

 

娘はこわがりでアスレチックなどの遊具は「できそう」と自分で思うまでは手を出しません。

無理にやらされることも、できないとばかにされることもなく、

劣等感を抱くこともなくのびのびと好きな遊びをしているようです。

 

りっぽ
下りの山道でこわくて歩くのが遅く、先に行きたい男の子がせかした時も、

「ことりんはゆっくりなんだよ!」と上の女の子が一喝!なんて場面も

 

いろんな人がいる、ということを子どもたちが自然に感じられる場になっていると思います。

 

上の子を見て気持ちの準備ができる

年長さんになるとランドセルや小学校の準備の話が出たり

年長さんだけが行くキャンプもあります。

 

年少、年中の子たちは、年長さんたちの話を聞いて、

年長キャンプでは誰といっしょに寝ようとか、カレーをつくる練習をしようとか、

小学校を楽しみにしたりする心の準備をしているようです。

 

りっぽ
娘は先日初めて歯が抜けたのですが、

幼稚園での活動中に(ひとつ上の)お友だちの歯が抜ける場面があったためか、

抜けた時も意外に冷静でした

 

お母さんのメリット

お母さん同士の情報交換でも、上の年齢の子のお母さんの話が聞けるので、

ずいぶん助かっています。

 

もう小学校の準備が始まるんだな、とか、

年長になるとこんなことがある、卒園の時の気持ち…など、

母親も心の準備ができます。

 

りっぽ
また、お下がりをいただいたり差しあげたりもしやすく、

ありがたく思っています

 

決まりごとが次へ伝わっていく

娘の幼稚園は少人数でクラス編成がないので、

年長さんが卒業して新しい年少さんが入ってくることのくりかえしです。

 

決まりごとは年中さん、年長さんがちゃんと分かっていて、

新しい子が分からなければ自然に教えてあげたりします。

りっぽ
お当番に入っても子どもたちから教えてもらうこともあるよ!

 

メンバーの入れ替わりで全体の雰囲気は多少変わりますが、

根底にあるルールは受け継がれていき、

新年度が始まって1か月もすると、落ち着いてまとまりができてくるようです。

 

縦割り保育の疑問点は?

「縦割り保育だと上の子どもたちが下の子に合わせてがまんすることが多い」

ということが聞かれます。

下の子たちのトイレを待ったり、下の子に遊びを合わせて退屈してしまう…など。

 

りっぽ
娘の幼稚園の場合をみていると、

たしかに「トイレ待ち」は多いかもしれません。

あと、長距離を歩くときに、先頭と最後尾のあいだがずいぶん開いてしまうことも。

 

そんなとき、待っている子は退屈しているか?というと…

虫や友だちとの遊びを見つけて遊んでいる

待っている間、先生がわらべうた遊びをしてくれる

など、なにかしら遊んでいて退屈はしていない様子。

 

また、娘の幼稚園ではそれぞれやりたい遊びをするので、

下の子に合わせた遊びがつまらなければ、違う遊びを始めます。

 

りっぽ
「だるまさんがころんだ」とか、年少の子はよくルールが分かっていない時も、

「ちがうよ」とか「まだ小さいから」とか言いながら

いっしょに遊んだりもしているよ

 

このあたりは、その園のやりかた次第なのかな、と思います。

 

まとめ

我が家の場合は「縦割り保育」を希望して園を決めました。

 

縦割り保育が向いているのは?
  • 異年齢の子と兄弟のように遊ばせたい
  • あまり比べたり競争させたくない
  • いろんな人がいるなかで自然に育てたい

 

子どもの性格や、幼児教育になにを求めるのか、で

「縦割り保育」が合う、合わないが決まってくるかなと思います。

また、園の方針や先生のやり方次第ということもあります。

 

基本は同年齢のクラス編成で、

定期的に「縦割り保育」を取り入れているという園も多いですね。

 

私自身は娘を縦割り保育の幼稚園に入れて、

よかったことばかりだなぁと感じています。

りっぽ
園選びの参考にしてみてくださいね