おっぱい大好き!長期母乳育児は子どもの成長に影響はある?

 

りっぽだよ!

娘(こと)は小さい頃からおっぱい大好き。

 

りっぽ
4歳9か月まで飲んでたの…

 

娘が卒乳するまでのことや長期授乳についての情報をまとめました。

 

[長期授乳のこと]
おっぱい大好きな娘。
3歳前「3歳になったらやめる」
4歳前「4歳になったらやめる」
→「やっぱりやめない〜」
ようちえんの当番の時もバスの中で服にもぐり込んで飲む。
お友だち「飲んでるのー?」「いつまで飲むのかなー」
そんな娘もついに卒乳!
きっかけは手足口病になったこと…
口が痛くてヤクルトしか飲めない
同時期に同い年のお友だちも卒乳。
今もたまに飲みたがるけど内緒にしたいみたいだね。※出ないです
日常育児4コマ 長期授乳のこと

はじめに

 

りっぽ
「もう○歳なのに、おっぱい大好きで…」

「断乳のタイミングを逃してまだ飲んでいる…」

 

母乳育児が長くなると、いつまで飲ませていものか、成長に悪影響はないのか、

心配になってきますよね。

 

我が家の娘(こと)は4歳9か月まで、がっつりおっぱいを飲んでいました。

こと
おっぱい大好き!

それが、ちょっとしたきっかけで、あっさり卒乳したんです。

子どもは日々成長しながら、いつかは卒乳する準備をしています。

 

最近では、長期授乳のメリットが浸透しつつあります。

 

この記事では、長期授乳が成長にどんな影響があるのかのデータ、

長期授乳のメリット・デメリット、卒乳の準備のアイディアなどをお伝えします。

 

りっぽ
この記事を読めば、長期授乳でも大丈夫!と、不安が解消されますよ!

長期母乳育児は成長に悪影響?

虫歯になる?

 

「添い乳は虫歯になる」と聞いたことはありませんか?

でも、1日1回きちんと歯みがきしていれば、夜間の授乳で虫歯になることはないようです。

 

母乳に乳歯を浸し、虫歯になるかという実験で、

乳歯は虫歯にならなかったという結果が出ています

 

また、母乳に含まれるラクトフェリンという成分が、

虫歯菌の増殖を抑える働きがあるという説もあるようです。

 

りっぽ
娘は、3歳前まで寝る前におっぱいを飲んでいたけれど、

3歳半健診でも虫歯はゼロ。

おっぱいをやめた後の4歳10か月に歯科検診を受けた時も、

虫歯ゼロ、歯並びも問題なしでした!

 

歯並びが悪くなる?

 

授乳で歯並びが悪くなる、出っ歯になる、ということも聞きます。

ですが、授乳は舌、顎をよく動かすため、歯や顎の発達に重要な役割をするそうです。


授乳期間の短縮により軟食の期間が長くなり、あごが十分に発達せず、

永久歯が生えるスペース不足により歯並びが悪くなる原因になることがあります。

 

りっぽ
授乳は歯並びへの悪影響はなく、逆に顎の発達に良いんだね!

 

自立心が育たない?

 

いつまでもおっぱいを飲んでいると、子どもが甘えん坊になり、

依存心が強くなる、なども聞かれます。

嫌なことがあった時に、おっぱいを逃げ場にするということもあるかもしれません。

 

りっぽ
これは考えようだけど、大人でも、

意識的ではなくても自分だけの安全地帯を用意していたりするもの…


それは、冒険に出る勇気にもなるでしょうし、

何があったとしても自分は大丈夫だという自己肯定感につながるものです。

 

幼い時期に、何かあったときの逃げ場、安全地帯というのは、

やはりお母さんお父さんや信頼できる大人です。

 

お母さん=おっぱいが逃げ場だとしても、そこで癒され、

また冒険に出る勇気が出るならば、子どもの心の成長に悪影響はないと私は思います。

 

授乳期間の平均は?

 

WHOによると、卒乳時期は世界平均で4歳2か月だそうです。

それに対し、日本では、1歳〜1歳半の時期の卒乳(断乳)が一番多いようですね。

WHOでは、2歳以上の授乳を勧めています。

 

りっぽ
著名な方で、小学生にあがった6歳まで飲んでいたと

いう話も本で読んだことがあるよ

 

長期授乳のメリット

1.精神的に安定する

 

子どもにとってお母さんのおっぱいは精神安定剤です。

外に出ていろんな体験をしてきた子どもが、お母さんのおっぱいでほっとできる、

守られていると感じられることは、子どもの情緒に良い影響を与えると考えられます。

 

もちろん卒乳後も、何かあったとき逃げ込む場所はお母さんという場合が多いでしょう。

その時、子どもの心を受け止めてあげる余裕が必要になってきます。

 

りっぽ
まだおっぱいが精神安定剤になっている時期であっても、

お母さん側の「何があっても大丈夫だよ」と受け止めてあげる気持ちは大切だね!

 

2.IQが高くなる

 

アメリカ、イギリス、ブラジルなどで研究が行われ、

母乳で育てられた子ども、また長く母乳を飲んでいた子どもは

IQが高くなるというデータが出ています。

 

おっぱいを飲む時の舌の動きは3D的で、

おっぱいを飲んでいる時、脳が活性化しているそうです。

授乳しながら話しかけることは、子どもの脳にも良い影響があると考えられます。[/box]

 

りっぽ
ぜひ、生まれた時から始めたいですね!

 

3.お母さんのメリット

 

一人以上の子どもに合計5年以上母乳育児をすると、

母親の乳がん発生率が低くなるそうです。

また、更年期障害になりにくいというデータもあります。

 

また、メリットかは分かりませんが、体質によっては

「母乳をあげていたら太らない」ということもあります。

りっぽ
私はそうでした!

ただ、次のデメリットにあるように、

逆にお母さんが栄養不足になっている可能性もあるので、注意が必要です。

 

あと、これもメリットかはそれぞれですが、

おっぱいを飲んだ後に「おいしかった〜」と言ってくれたり、

こと
「ママのおっぱいがいちばんすき」

「いいにおいがする」

「からだのなかでいちばんやわらかい」

「甘くてジュースみたい」

など子どもが言葉で伝えてくれるうれしさおもしろさもあります!

 

長期授乳のデメリット

1.お母さんの負担

 

・時間を取られる

娘(こと)の場合は、朝起きた時は必ずおっぱいでした。

日中も時々、「ここに座って」とお願いされて、おっぱいタイム。

 

眠いときや何か嫌なことがあったなど機嫌が悪いという時は、

眠るまで飲み続けることもよくありました。

こと
ぱい〜!

 

4歳台では、「少しだけね」と言い聞えば少しでやめられるようになったようです。

 

・授乳により栄養が足りなくなる

りっぽ
私の場合は、それまでなかった頭痛が出たり、

やけに疲れやすくなったりしたよ

 

また、早く次の子を妊娠したい場合に、

お母さんが栄養不足だと妊娠しづらい可能性があります。


授乳期間中は、お母さんは鉄分、たんぱく質などを多く取るよう意識するようにしましょう。

 

りっぽ
早くに次の妊娠を望む場合は、断乳に踏み切るという決断も必要かもしれません

 

・食事や薬が制限される

娘が1歳8か月の頃、自分の健診の検査のため薬を飲む必要がありました。

授乳中であることを伝えていたのですが、

後から「授乳中は控えたほうが良い薬だった」と分かって困った経験があります。

 

りっぽ
母乳を通して娘に薬の影響が出たらかわいそう

 

さいわい、影響は出なかったですが、授乳中は気をつける必要がありますね。

 

お酒は3歳まではずっと控えていました。

3歳を過ぎてからは、寝る前の授乳はしなくなっていたので、

時々夕食時に軽く飲んでいました。

 

2.周りからの圧力

 

私は、2歳頃までは子どもが欲しがるなら授乳を続けたいと思っていました。

2歳前後でそろそろ卒乳を…と思っていたのですが、

娘にとってはまだまだ必要だったようで…。

 

りっぽ
やめる気配なし…

 

健診で保健師さんから卒乳を勧められたり、

おばあちゃん、はたまた旦那から、

「まだ飲んでるの」「やめさせる気あるの」などと言われることがありました。

 

りっぽ
身内から言われるのは精神的につらい…

 

娘は言葉が出るのが遅く、2歳を過ぎてようやく「ママ」と言ったのですが、

保健師さんに、言葉が遅いことで「おっぱいをやめてみたら?」と言われました。

 

言葉が遅いのと、おっぱいを飲んでいるのは関係ないだろう

と思ったので、気にしませんでしたが、

保健師さんは1歳半を過ぎたら卒乳を勧める指導をする

というガイドラインがあるんだろうな…と感じました。

 

りっぽ
何かにつけて「卒乳しては」と言われていたような…

 

かかりつけの小児科の先生や、

1歳半で大泉門(頭のぺこぺこ)が閉じていないために診てもらった

総合病院の小児科の先生からも、授乳していることについては何も言われませんでした。

 

りっぽ
余談ですが、

「大泉門が閉じていないことと言葉が出ていないことに、関係はありません」

と、かかりつけの小児科医がはっきり言ってくださった時は、

ずいぶん安心しました。

言葉が出ていないことと脳との関係が心配だったので…

 

1歳半後に保健師さんにおっぱいを飲んでいることの相談をすると

たいてい卒乳を勧められることになる、と分かったので、

それからは保健師さんには授乳していることはあえて言わないようにしました。

 

りっぽ
3歳半健診にもなると、もう保健師さんから

飲んでいるか聞かれることもなかったよ

 

ちなみに、娘の場合、言葉は2歳5か月頃、爆発的に増えました。

大泉門も、2歳6か月で診てもらったときには、閉じていて問題なしになりました。

 

娘の卒乳遍歴

 

2歳0か月…卒乳を考え、絵本『おっぱいばいばい』を読み聞かせしてみる。

自分のこととは思っていないのか、普通に楽しんでいる。

 

2歳11か月…寝る前のおっぱいは卒業。

方法は、「耳かきで寝よう」と提案。

夕食→絵本→歯磨き→耳かきしながら入眠。

 

3歳0か月…旦那に断乳の提案をしたが、協力を得られず、

「もう断乳しなくていいや」と決断。

 

「4歳でやめる」といっていたが、4歳でも飲んでいる。

 

4歳9か月…「手足口病」をきっかけに卒乳。

寝る前の耳かきも卒業。

いっしょに布団に入って手をつないでいれば眠れるようになった。

 

こと
おっぱいやめたよ!

 

卒乳のきっかけ

 

娘の場合、きっかけは「手足口病」にかかってしまったことでした。

かわいそうなことに、舌が痛くて丸4日間食べられずおっぱいも飲めず…

 

りっぽ
その時に、「おっぱい飲まなくても大丈夫かも」と自分で思ったみたい

 

私から言うこともなく、自分で飲まないと決めたようなのでした。

その後、おっぱいを出して触ったり、ちょっと吸い付いたり、

ということもたまにあり、

(飲むのかな、どうするのかな)と思いますが、飲むことはしません。

 

娘が手足口病になった時の記事はこちら

 

また、同じようちえんに通う、同じ年齢(4歳10か月)で卒乳した友人の娘ちゃんは、

お友だちの弟(1歳半)がおっぱい卒業したのを知ったのがきっかけだったそうです。

「○○くんがやめたなら、私もやめる!」と。

 

りっぽ
きっかけはそれぞれだね!

 

少しずつ卒乳への準備を

 

娘の通う幼児園では、ほかのお母さんたちも、

長期授乳にとやかくいうこともなく、温かく見守ってくれていました。

 

子どもたちも、「いつまで飲むのかねぇ〜」

なんて言いながら、受け入れてくれていました。

 

当の母親は、私も友人も

「そろそろやめようか」「5歳になる前にやめようか」

など、ちょいちょい促していました。

 

そして子どもも(娘は超人見知りだったのですが)、

お友だちにも慣れ、まわりを見られるようになってきて、

「そろそろおっぱいやめてもいい」という準備ができてきたのだと思います。

 

りっぽ
<strong>子どもは自分で成長していく力がある!</strong>

<strong>大人が子どもの力を信頼することも大切だよね!</strong>

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

 

長期授乳は、成長に悪影響はありません。

お母さんの負担が大丈夫なら別に良い、という風潮になってきています

むしろ、「IQが高くなる」「情緒が安定する」などメリットが多く語られるようになってきました。

 

授乳期間は、母子それぞれです。

断乳も決して悪いことではありません。


子どもが飲みたい間は授乳を続け、おっぱいタイムを分かち合うことも、

様々なメリットを享受できるでしょう。

 

そしておっぱいだげでなく、言葉でのコミュニケーションも大切にしていきましょう。

おっぱいもコミュニケーションなら、おっぱい以外もコミュニケーションです。

 

りっぽ
たくさんのしあわせなコミュニケーションを取って、

母子の関係を育んでいきたいですね!