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英語が話せない!

数年前、英語が話せないまま、初海外(アジア)を3週間一人旅をしたことがあります。
その時は、「英語が話せなくても海外一人旅はできるのか?」ということを試したかったのです。
「英語勉強したいけど、何で勉強するのがいいのかなぁ〜」
と思っていたある日、図書館で『英語は絶対勉強するな』という本を見つけました。
10年ほど前に、けっこう話題になった本らしいです。
とりあえず借りて読みながら、
「もしかしたら、この方法なら英語が話せるようになるかも!」
と思ったのです。
この記事を読むと、勉強法の一つとして「英絶式」がどんな方法か、
ご自分に合いそうかどうか、分かると思いますよ!
目次
- 『英絶』って何?
- 『英絶』基本ステップとは?
- 『英絶』式に必要なもの
- 途中経過とレビュー
- まとめ
『英絶』って何?
『英語は絶対、勉強するな!』の略です。
鄭 讃容さんは、韓国人。
韓国の英語教育は、日本と似ていて、
「学校で何年も勉強しているのに、全然話せるようにならい」という問題があるようです。
2001年頃から日本でもシリーズが出版されています。

『英絶』基本ステップとは?
〈第1ステップ〉完全に聞き取る
①一本の「英語のみ」のテープを徹底して聞きます。
②聞きながらけっして頭の中で自国語に訳したり意味を理解しようとせず、
ひたすら無心に英語の「音」だけを聞き取る練習をします。
③6日やったら1日休みます。(以下のステップでも同じ)
〈第2ステップ〉完全に書き取る
①第1ステップで聞き取った内容を、聞こえた通りにすべて書き取ります。
このときも、意味は考えず、辞書を引いたりしません。
②すべて書き取ったら、その「台本」を大きな声で、
テープの話し方や発音をそっくりまねするように音読します。
〈第3ステップ〉英語の語彙や表現法に精通する
①書き取った内容のうち、分からない単語を英英辞典で引きます。
そこに記されている解説や例文も、ノートに書き写します。
②書き写した文章の中に分からない単語があったら、それもさらに辞書で引き、
解説や例文を書き写します。
③そうして分からない単語がなくなるまで、英英辞典を引き続けます。
〈第4ステップ〉生きた英語を体得する
英語のビデオ(映画など)を見ながら、第1ステップ〜第3ステップまでの作業を行います。
〈第5ステップ〉英語文化を理解し、幅広く多様な英語力を深める
①英字新聞を一部手に入れます。
②短い記事を選んで、音読します。
③記事の内容が頭に入ったら、こんどは記事を見ないで、その内容を人に話して聞かせるようなつもりで暗唱します。
④すらすら話せるようになったら別の記事で同じことをくり返します。
⑤分からない単語は、第3ステップと同様に英英辞典を使って調べます。
⑥すべての記事で同様のことを行います。

『英絶』式に必要なもの
『英語は絶対、勉強するな!』の方法で必要なものは、とりあえず
- 英語の音源(60分くらい)
- 英英辞書
- 洋画のDVDや英字新聞など
1の英語の音源は、『英絶』にCD付きのものもあるようですが、
私はpodcastsを利用しています。
自分の好みで選べば良いでしょう。
ちなみに私が選んだのはこちら↓
男性と女性の掛け合いと、女性の話し方が自分好みだったので♪
1つ16分くらいの番組なので、3つ選びました。

2の英英辞典は、『英絶』著者おすすめの『コウビルド英英辞典』を購入しました。
(ステップ3から使うので、私はまだ使ってません)
『英絶』式の良いところは、
・自分の好み、レベルのものを選べる。
ということも挙げられますね。
途中経過と感想
ステップ1の聞き取り
はじめ頭の中で日本語に訳す癖がついていて、「英語の音をそのまま聞く」のに手こずりました。
2〜3週間ほどした頃、そのまま聞くということができるようになりました。
私の場合、ステップ1を終えるのに、6週間弱かかりました。
完全にすべて聞き取れていたわけではないです。
いくら聞いても聞き取れないところは、これ以上聞いても聞き取れないだろうと、次のステップへ進みました。
ステップ2の書き取り、声帯模写
書き取り作業は、スペルが分からなくても、よく聞き取れなくても、
とりあえず「それらしく」書いておけばOK。
スペルも気にせずなので、気がラクでした。
この作業は、9〜10週間かかりました。
そして今は、ステップ2の声帯模写をやっています。
なかなか進んでいません。 (それまでは一日1時間ほど『英絶』に時間を使っていました)
それでも、読み作業はくり返すと確実にマネできるようになってくることが分かりました。
一日1時間、時間をとるようにすれば、結構早く終えられるかも?と思います。
どのくらいのペースで進められるか?
6日やって1日休む、というのも、やれない日もあるのでマイペースです。
やらない日が1週間以上続かないように、ということは気をつけています。

第2ステップの半分までで、3か月半。
聞き取りが早いけれど書き取りは遅い人、またその逆の人もいるようです。
語学の下地がある人、毎日時間をしっかりとれる人は、もっと早く進んでいくでしょう。
私もステップが進んでいったら、記事を更新していきます!
『英絶』実践中の感想
『英絶』式は、毎日こつこつ地道に続けることが必要ですね。
また、ふだん英語を使う環境、機会があまりない(私のような)人は、
第4ステップ、第5ステップと進んだら、積極的に英語を使う環境に飛び込み、
実際にコミュニケーションしていく機会をつくっていくことも必要だと思います。
まとめ
『英絶』式、いかがだったでしょうか?
子どもを見ていても、言葉を覚えるのは意味よりも先に、
聞いてそのままマネして話したりします。
例えば方言のわらべ歌なども、意味も分からずに聞いたまま覚えて歌っています。
子どもの頃くり返し歌った歌は、大人になっても口ずさめるものですね。
(実は意味を考えないまま覚えていたりします)
有効な方法だと思います。
ただ、ふだん英語を使う環境、機会があまりない人にとっては、日々の地道な継続と、
英語でコミュニケーションする環境を積極的につくっていくことが必要だと感じました。
