アートとデザインとイラストの違いは?

 

りっぽ
こんにちは!りっぽです

アートとデザインの違いって何だろう?

イラストはアートなの?デザインなの?

 

私はイラストレーターを目指し始めた学生の頃、

りっぽ

イラストとアートはどう違うんだろう?

と疑問を持ったことがありました。

それまで、絵を描くことは内面から湧き出るもの…絵=アートと思っていたのです。

 

この記事では

  1. アートとデザインの明確な違い
  2. イラストの役割
についてお伝えします。

 

アートとデザインの「目的」とイラストの「役割」

 

アートとデザインは、どちらもクリエイティブ(創造的)にビジュアルで表現するものです。

大きな違いは、その「目的」です。

 

こと
目的が違うってどういうこと?

 

アートの目的

 

アートの目的は、制作者自身の「問い」を解決することです

自分軸が最も重要であり、ビジネスの領域ではないものです。

 

制作者が自分自身の問題意識と向き合い、

自分のために表現のイノベーション(今までにないものを生み出す)

を起こすことがアートだと言えます。

 

デザインの目的

 

デザインの目的は、「クライアントや自社の課題」をクリエイティブによって解決することです

これはビジネスの領域です。

 

デザインではクライアントの課題解決が一番重要です。(クライアント・ファースト)

期限や予算、内容や手法などに制限があることがほとんどです。

 

イラストの役割

 

イラストレーション(イラスト)の役割は、意味や内容を分かりやすく伝えることです

伝えるべき内容が「主」であり、絵は「従」となります。

デザインと同じく、クライアントの課題を解決することが目的でありビジネスの領域です。

 

イラストレーションは、本の挿絵、広告内、ポスターなどデザインの中で使われる、

デザインの一部であると言えます。

 

りっぽ
ちなみに私は、イラストとアートの違い、イラストって何?と思っていた時に、

新聞や折り込みチラシ、雑誌に載っているイラストを片っ端から切り抜いてスクラップしてみました。

そしたら、ああ、イラストってこういうもの、と腑に落ちたんです。

イラストはアートでなきゃいけないわけではないんだ、って。

 

そして、アート性の強いイラストもあります。

あるアーティストの作品がポスターやCDジャケットなどデザインの中で使われれば、

その目的のために使われるため、イラストレーションという括りになりますが、

作品そのものはアートであるとも言えます。

こと
目的の問題なんだね!

 

まとめ

 

アートとデザインの違いはその目的です。

ビジネスの領域なのかどうかが、アートとデザインの違いとなります。

  1. アートの目的…制作者自身の「問い」を解決すること(ビジネスの領域ではない)
  2. デザインの目的…「クライアントの課題」を解決すること(ビジネスの領域)
  3. イラストの役割…意味や内容を絵によって分かりやすく伝えること(デザインの一部)

 

こと
自分が取り組むときは、その目的を考えるといいね!