りっぽだよ!
娘(こと)が通う幼稚園は「自由保育」が中心、
野外活動中心のいわゆる「森のようちえん」です。
一斉保育と自由保育の違いは?
一斉保育(設定保育)は、
- 保育者がこれからする活動の目標を定め、同じテーマの活動をさせる
- 保育者が活動を主導する
- 集団行動や技術の習得に向いた保育活動
自由保育は、
- 保育者がさまざまな環境を用意し、子どもが自分で好きな遊びをする
- 子どもの自主性を尊重する
- 自ら考える力をのばす
園によってはっきり両者に分かれるというわけではなく、
活動の中に一斉保育と自由保育の両方の良さを取り入れている園が多いようです。
自由保育の「森のようちえん」はこんな様子です
まずみんなで輪になって、わらべうたの手遊びなどをします
その場所の注意点があれば先生が伝えます。
ハンモック、木登り、虫取り、探検、おままごと…
ダンスを始める女の子たちや、
コマまわしに取り組む男の子、
シートの上で図鑑や本を見たり、絵を描いたりしていることも。
食べられる実を採って食べたり、どんぐりゴマをつくったり、
季節ならではの何かがあるときは、
先生が誘って子どもたちは乗ったり乗らなかったり。
お弁当を食べて、午後もそれぞれに遊びます。
先生のギターに合わせて3〜4曲歌をうたい、
先生が絵本を1冊読んで、一日の活動が終わります。
集中と拡散をくりかえす生活
一日の活動の中で、始まりと終わりに子どもたちが集中する時間があります。
始まりにはわらべうたの手遊び、仕草遊びをして、
みんなで息をそろえます。
終わりの「お歌」と「おはなし」。
とくにおはなしでは、たいていみんな集中して聞き入っています。
この時間はわらべうたの先生(すてきなおばあちゃん!)をお招きして
ふだんと違う静かに集中した時間です。
この集中と拡散のリズムが、
この園に通う子どもたちを育んでいます。
「みんながやるのを見ててね」とか「静かに見ててね」など
集中している子の邪魔にならないように声をかけます。
自由保育の園を選んだ理由は?
私の場合、小さい子どもに無理に同じことをさせようとすることに
違和感がありました。
いくつか見学に行った他の幼稚園では、
課題が決められ、みんながそこに向かってがんばる!という園もありました。
3年間その園で過ごしたら、活発で頼もしい子どもに育つかもしれない…?
と、候補にしていたのですが、
数回見学に行き、たまたま年長さんの運動会の練習を見たときに
ずいぶん体育会系だったのでやめたんです。
大人数の子どもたちのなかで萎縮しちゃうかも…
自然のなかで風に吹かれているだけでもいいんだ、と思いました。
実際にはいろんな友だちと遊び、
こわがっていたことにも少しずつ挑戦もしながら楽しんでいるようです。
園選びは、親の願いや子どもとの相性もあります。
気になる園には、何度か見学に行くと良いと思います。
一度の見学では見られなかったいろいろな保育の場面が見られます。
お子さんにベストな園選びができるといいですね!
子どもの発達にはどちらが良いのかな?