もっと子どもを愛したい

イライラと笑顔と涙の繰り返し

 

妊娠が分かった時…

おなかの中にいる時…

産まれてきた瞬間…  

 

出会えたかけがえのない命に、

心から感謝と幸せを感じました。  

 

 

ところが!

産まれてきたその夜に、

寝ているところをかまわず起こされることにまず衝撃を受けました。

(当然なんですが^^;) 

 

赤ちゃんの頃は、

まだまだ聖母のような寛大さで接して来れたところが、 

 

成長につれて、

「なんでできないの」

「だから言ったじゃない」

…こうであってほしいという期待と、実際の違いに、

ついつい口うるさく言ってしまう。 

 

幸せなはずなのに…

限られた時間なのに…

イライラしてしまう自分が悲しくて、

もっと子どもを愛したいと、私は思っていました。 

 

そのままで100%

 

わが家の娘は、小学1年生になりました。

小さいころから人見知りで、

ただいま登校渋り中。 

 

学校に行こうとしても行けない娘に

ついイライラ…。 

 

でも、学校に行かないことは

べつにダメなことでも悪いことでもない。 

 

お母さんといっしょにいたいという気持ち

がんばりたいという気持ち

行こうとするけど行けない気持ち 

 

たくさんの気持ちを持っている。

考えて、感じて、揺れ動いている。

吸収して、伸びよう伸びようとしている。 

 

今そのままで、100%最高の子どもです。 

 

つい私たちは、

できる、できない、で人を見てしまう。

すでにある基準や、学校という体制に

子どもを当てはめようとしてしまう。 

 

でも、

規格に当てはまる子どもにすることが

子育ての目的ではないはずです。

どこかの誰かの基準が、

私たちが守るべき縛られるべき基準ではないはずです。 

 

今、そのままが、子どもの最高の姿です。

そんな最高の子どもと過ごせる時間を、

自分が楽しめたら、100%幸せですよね。 

 

いつからでも楽しくなれる

 

子どもとの生活の中で、

「失敗したなぁ」

「イライラして嫌なこと言っちゃった」

「傷つけちゃったかな…」

なんてことは多々あります。 

 

人間関係にも、失敗はつきもの。

一日中いっしょにいたら、2〜3回ケンカすることだってあります。

失敗したなぁって思ったら、よりよく改善するチャンスです。 

 

失敗があるから成長がある。 

 

もっと楽しく、

もっと愛し合って、

もっと幸せな関係に。 

 

失敗しながら、いつからでも、

よりよくしていくことができるはず。

 

イライラして娘とけんかしてしまっても、

できるだけ早く「仲直りしよう」って言うことが、自分の目標。

いっしょに気持ちを切り替えていくようにしています。

 

預かっているいのち

 

7歳までは子どもは天のもの。

という言葉を聞いたことがあります。

 

娘が通っていた森のようちえんでは、

保護者も当番で保育に入っていました。

 

定期的に保育に入り、接していると、

どの子どもたちも愛おしく感じます。

 

でもやはり我が子とは違う。

 

我が子はやっぱり特別だけど、

近すぎて、うまく距離感がはかれないことがあります。

 

実際、よその子に対するほうが、

「子どもらしいよね」

「そこは個性だよね」

「成長中だね」

って寛大にも、冷静にもなれます。

成長を、純粋にまぶしく見られます。

 

なので、我が子に対しても、

よその子を預かっていると思って接してみる。

 

そうすると、少し冷静に見れて、

そのままの子どもが愛おしくなります。

 

天から預かった子ども。

 

7歳を過ぎたら、

その子自身が自分のいのちを生きていく。

 

「親のもの」である瞬間はないんだなぁ、と思います。

つい、ハラハラしてしまうけれど。

 

伸びていくいのちを

まぶしく見守る喜びを、大事にしていたいと思います。