子育ての目標3つ

 

こんにちは、りっぽです。

子育て中、これでいいのかなって悩むことはありませんか?

私は悩んでばかりです。

 

そんな時、子育ての大きな目標があると、判断がしやすくなるかもしれません。

 

坪田信貴さん(坪田塾塾長)の著書『人間は9タイプ』(KADOKAWA)に、

坪田さんの実践されている「教育の3つの目標」があげられていました。

 

その3つとは、

  1. 子どもが「自信をつける」こと
  2. 子どもの「居場所をつくる」こと
  3. 子どもに「他者への敬意を抱かせる」こと

坪田信貴『人間は9タイプ』(KADOKAWA)より

 

なのだとか。

その理由を読んでみると、

なるほど、日々の子育ても、こんな姿勢で子どもと関わりたい!と参考になりました。



そこで、平田さんの考えを踏まえ、子育ての目標について考えてみました。

 

子育ての目標3つ

1.自信を育てる

 

自信をつけるにはどうしたらいいかというと、

子どもが「自分との約束を守る」ことをくり返すことで自信がついていくとのこと。

他人との約束じゃなく、「自分との」というところがミソですね。

 

ところで、自分との約束ってどうやってつくるのだろう。

子どもの頃って、親から言われたことや、学校や社会のルールで決まっていることなどを

「守らされる」ことがとにかく多い気がします。

 

他人との約束やルール通りに動くことを求められ、それに沿わないと怒られる、ダメ出しされる…

そんな繰り返しで、子どもは「自分はダメなんだ」と自信を失ってしまいます。

 

自分との約束は、自分で考えて決めるものだから、

小さなことでも、親や大人が答えを出したり解決してあげるんじゃなく、

子どもが考えて決める、という関わりをしていくことが必要ですね。

(ついつい、考えを押し付けたりしちゃいがちで反省…)

 

坪田さんいわく、

子どものすばらしいところを、これでもかというほど伝えることで、

子どもの自尊心を育て、そこからようやく子どもが自分との約束を設定していけるのだそうです。

 

2.居場所をつくる

 

居場所をつくるということについて、坪田さんはこう書いています。

人間は「保身」をくり返しながら生きることで、他者との関係性を棄損していきます。

すると、社会の中に居場所がどんどんなくなっていくのです。

坪田信貴『人間は9タイプ』(KADOKAWA)より

 

なぜ保身をするかというと、失敗した時に自分の評価を落としたくないから。

そこには、「リアルな自分なんて受け入れてもらえないんじゃないか」という他者への不信があるといいます。

 

子育てや教育の中で、「何があっても、どんなあなたでもいいよ」という絶対的な肯定感を養うことが

子どもの「心の居場所」をつくることになります。

絶対的に受け入れられているという感覚は、人間にとって大切ですよね。

期待通りに動けば褒められ、期待に沿わなければ価値がないと切り捨てられるのでは、悲しすぎます…。

 

失敗するのも、迷惑をかけるのも、お互い様。

坪田さんのほかの著書にありましたが、「迷惑をかけてはいけない」ではなく、

「困っている人がいたら助けよう」という言葉かけが有効ですね。

 

3.他者への敬意を育てる

 

他者への敬意がなく、人を見下しているような人は、幸福度が低いように感じます。

仕事でも人との信頼関係が築きにくく、大成しないかもしれません。

 

どうしたら子どもが他者への敬意を抱くようになるかというと、

坪田さんはこう書いています。

実はそれはとても簡単です。

その子に接する大人が、その子に対して敬意を払えば良いだけなのです。

坪田信貴『人間は9タイプ』(KADOKAWA)より

 

これはシンプルですね。

でも、わが子に対して敬意を払っているか?というと、

払ってないかも…と反省です。

 

親は、生まれた時から一生懸命に子どもの世話をして、事故にあわないようにと気を遣ってきました。

幼い頃は手の内にある存在…

ものすごく近いからこそ、敬意を持つことを忘れがちになってしまうかもしれませんね。

 

どんな大人になってもらいたいか考えてみる

 

子育ての目標をシンプルに言うと、

「子どもを大人にしてあげること」

と言えると思います。

(これは娘が通っていた森のようちえんの先生が言っていたことば。

日々子どもと生活に追われていると、つい忘れがちになってしまうけれど…。)

 

ではどんな大人になってもらいたいかというと、人それぞれだと思いますが、

私が今娘に想うことは、

「自分の道を自分で選んでいける人」

というのがあります。

 

目の前の「他人との約束」を守らせることに躍起にならず、

大人になっていくことを想像しながら、

もっとその子自身のすばらしさに目を向けて小さなことを喜び合っていきたいなと思います。

 

まとめポイント
  • ダメ出しよりも自己肯定感(自信を育てる)
  • 迷惑な時こそ慎重に(居場所をつくる)
  • 時にはわが子を「他人の子」のように見てみる(他者への敬意を育てる)