子どもにイライラしないための考え方

 

子育てはイライラと喜びの繰り返し…

と何かの育児書で読みました。

 

子育てでイライラするのは当たり前。

イライラした時はその言葉を思い出し、気持ちが楽になることもあります。

 

でも、できればイライラしないで、楽しく過ごしたいものですよね。

子育てでイライラしてしまう理由と、なるべくイライラしないための考え方を紹介します!

 

子どもにイライラするのはなぜ?

思い通りにならない

 

子育てでイライラするのは、

自分の思い通りに物事が進まないためではないでしょうか。

 

  • ほんの一瞬で済む用事が、子どもがぐずって済ませられない。
  • 出がけにぐずぐず準備していて遅れそう。
  • 寒いのにズボンを履こうとしない。
  • もう部屋が散らかってる…。

…なんてことばかりですよね!

 

赤ちゃんの頃は、割り切っておおらかな心で寄り添えたものが、

2歳、3歳、4歳、5歳…となってくると、

「なんでこうなの!」と、イライラ。

ついひどい言葉を言ってしまって後悔したり、なんてこともあります。

 

成長を願うからこそ期待や要求が大きくなる

 

親は子どもの成長を願うもの。

日々の中で成長した姿が見られたら、それはうれしいものです。

だからこそ、「なんでできないの」と思ってしまうこともありますよね。

 

我が家の5歳の娘は、人見知りで慎重です。

お友だちといっしょに遊べなかったり、遊具を怖がったりする姿に

イライラしてしまうことがありました。

 

ママ友になら、気にしなくて大丈夫だよーって言えるような子どもの個性も、

我が子には知らずに期待が大きくなってしまうことはあるようです。

 

ほかのことで不満があるかもしれない?

 

子どもにイライラして当たってしまう時って、

実はパートナーに対してイライラしている、ということもあるかも。

 

  • 「ちょっとは協力してよ」
  • 「育児の大変さを分かってない。家で何もしてないと思ってる」
  • 「自分が稼いでいるからって威張らないで欲しい」

パートナーが近くにいる時に、

ことさら子どもにイライラをぶつけてしまうようであれば、

それはパートナーへの不満の当て付けかもしれません。

 

子どもにイライラしないための考え方

子どもは大人ではない

 

子どもは一人の人として尊重されるべき存在です。

子ども扱いせず、対等に接する態度は大切なこと。

 

が、子どもってやっぱり大人とは違うんですよね。

 

子どもの遊びに付き合うのは、時にうんざりしますが、

子ども同士ではいつまでも夢中で遊んでいたりします。

大人には引っかかることも、子ども同士はすんなり受け入れていたり。

そんな時、もう私は子どもの感性はないんだな~と実感します。

 

A.S.ニイルの著書によると、

8~9歳頃までの子どもは、「人を愛することはできない」のだそうです。

 

幼い子どもは、抑制や恐怖を与えられず、愛され理解されることによってのみ、

ようやく8~9歳以降に、自然に「人のため」に動くことができるようになるのだそう。

 

立派に成長して欲しいという願いから、

「もっと人の気持ちを考えなさい」と要求することは、

実は子どもの心の発達に則していないことかもしれません。

 

知らず知らずのうちに、

子ども扱いしない=大人と同じことを要求してはいないでしょうか。

 

思い通りに動いてくれずイライラしそうな時は、

「まあ、子どもだからね」と思うことで許せることもあります。

もちろん「急いで急いで!」とか「開けたら閉めてよ!」なんて言ったっていいんです。

 

気を付ける必要があるのは、イライラして憎悪を子どもに向けてしまうこと。

子どもに必要なのは「愛と理解」です。

 

そのままで理想の子ども

 

思い通りにならない子どもの言動も、

目の前の今のこの子が理想の状態!

と思ってみましょう。

 

そう思って見てみると、

2歳なら2歳、5歳なら5歳の、ありのままの理想の子どもの姿ではありませんか?

兄弟やほかの子どもと比べるのも意味のないことです。

どの人にも、それぞれの個性やペースがあります。

 

目の前の子どもを見て、ありのままで最高だなぁって思えたら、

イライラすることも減っていくのではないでしょうか。

 

自分を最高の状態に持っていく

 

子どもがありのままで最高なように、

あなたのパートナーやまわりの人も、そのままで理想の状態と思ってみましょう。

(たとえ実際には不満があったとしても、とりあえず置いておきましょう)

 

あなたは最高の子どもとパートナーに囲まれています。

穏やかでウキウキしてします。

 

自分がうれしい気持ち、最高の状態でいたら、

多少思い通りにいかないことがあっても、

イライラせずに笑ってやり過ごすことができそうですよね。

 

あなたが変わると、まわりも変わってきます。

変わるのは、まず自分から。

自分の心の最高の状態にいつでも戻れるようにしましょう。

 

まとめ

 

子どもやパートナー、身近な人にイライラするのは、

自分が相手に対して、勝手に期待や要求をしているから。

 

ですが、子どもには年齢に合った発達過程があり、

誰にでもその人の個性やペースがあります。

 

子どももパートナーも、

今目の前にいるその人が、ありのままの理想的な状態!

と思うようにすると、

あなたの気持ちも穏やかにウキウキとしてくるでしょう。

 

するとその気持ちがまわりに反映されて、

家族も環境も、良い循環に変わっていくはずです!