和室DIY 壁の中の柱を探す

繊維壁の下の間柱はどこにある?

 

和室の壁に羽目板を貼る下準備です。

 

柱と柱の間は、狭い面で810〜830ミリ、広い面で1720ミリ。

羽目板の固定は両端だけでなく、間にも柱を入れて、しっかり固定できるようにしたいですね。

 

元の和室

 

壁の中には、一定間隔で「間柱」が入っていると思われるので、探してみます。

間柱の位置が分かればしっかりビスを打てて安心!

 

この和室の壁は繊維壁でした。

浮いている箇所があったので、繊維壁は剥がし、その下はモルタルのような壁になっています。

 

 

下地探し器(下地チェッカー)で探してみる

下地探しには、2タイプの下地チェッカーがあります。

以前、石膏ボードの壁や、天井の柱を探すときに役立ちました。

和室の壁でも使えるかな??

センサー式下地探し

 

センサータイプの下地探しです。

壁に当てて滑らせていくと、中の柱を感知して教えてくれます。

 

ザラザラした和室の壁では滑りが悪いので、

新聞紙などを当てて滑らせてみました。

一応感知はするけれど、どうもまちまちで、不安があります。

 

針式下地探し

 

針で刺すタイプの下地チェッカーです。

その名も「どこ太」。

石膏ボードの場合は、石膏ボードは貫通し、柱があれば止まります。

 

この部屋のモルタルの壁には針が通りません。

そこで、電動ドリルでモルタルに穴を開けて、

その穴に「どこ太」を刺して探すことにしましたしました。

 

ドリルで穴を開けて探す

 

やみくもに探しても穴が増えるばかりなので、ネットで情報収集!

 

  • 柱と柱の間の4等分、または2等分の位置に間柱がある。
  • 柱の中心から1尺(303ミリ)または1.5尺(455ミリ)の位置に間柱がある。
  • また、柱の際には厚さ21ミリの胴縁が入っている。

 

これらの情報をもとに、ドリルで穴を開けて間柱があるか調べてみました。

柱がない穴は、「どこ太」を刺すと奥まで針が刺さってしまいます。

 

柱がなく、奥まで刺さっている穴

 

少しずれた位置で、間柱らしき手応え発見!!

「どこ太」の30ミリくらいの目盛りで止まっています。

 

 

そこからまた測って3つの間柱らしき手応えを見つけました。

1720ミリの壁は、狙い通り、柱の中心から455ミリ、4等分の位置に入っている様子!

下の写真の、緑の養生テープが貼ってあるところに間柱がありそうです。

 

ちなみに、柱の際の胴縁は入っていないようでした。

 

規格通りかと思いきや…

 

一番大きな壁の間柱の位置が分かったので、隣の壁へ。

同じように455ミリの位置(2等分の位置)に間柱があるだろうと踏んで

ドリルで穴を開けてみました。

 

…が、柱はなく、最後までドリルが刺さってしまいます。

それでもその奥に若干の手応えが…。

 

もしかして、間柱の位置が奥の方にあるのかもしれない?

と思い、試しに穴から75ミリのビスを打ってみました。

 

すると、なんだか粘りのある手応えが??

ビスを抜いてみると…

 

 

なんか出てきた!

ヤダー何コレこわい!!

 

「壁の中には配線が通っている場所があるので、傷付けないよう注意」

ということを思い出し、とっさに電気をつけてみる。

(ついた。ホッ。)

 

 

恐る恐る広げてみると、こんなビニールでした。

思うに、この壁は外に面しているので、

断熱材が入っていて、ドリルでそのビニールを巻き込んだのかも…。

 

結局、2分の1、3分の1あたりの壁も手応えがないので、この壁の間柱探しは諦めました!

 

柱をイメージできなければ施工しない、壁の中はイメージの世界

 

センサー式下地チェッカーの裏側に、こんな但書きがあります。

「柱がイメージできない時は加工作業を行わないでください。」

 

壁の中はイメージの世界なんですね~。

壁の中の柱を探すのは、大工さんでも大変なのだとか。

 

間柱が見つからない場所は、見えている柱に斜めにビス打ちしようと思います。