[畳の和室を無垢フローリングに①] フローリングの下地をつくる

 

自宅2階の6畳和室を、DIYでフローリングに!

今回は、無垢フローリングを張るための下地づくりの工程を解説します。

 

築30数年の和室。壁は繊維壁をはがした後です。

畳の撤去

 

バールで畳を持ち上げて、撤去します。

畳は重いです!

腰や手を痛めないように注意しましょう。

 

畳の処分の記事はこちら↓(切って燃えるゴミで出しました。)

 

きれいに畳が撤去された部屋↓

この床の上に、フローリングを張るための下地を組んでいきます!

部屋の寸法を測り、根太(ねだ)の準備をする

 

畳を撤去後の段差は、57~60ミリでした。

この段差を、フローリング材+耐水合板+根太(ねだ)で、ピッタリに埋めます。

 

 

今回使う無垢フローリングは15ミリ厚。

耐水合板(ベニヤ板)は12ミリ以上のものを使います。

 

  • 無垢フローリング材…15ミリ厚
  • 耐水合板…12ミリ厚
  • 根太(ねだ)…30ミリ厚(30×40ミリの角材)

 

この3つを重ねると、30+12+15 = 57。

ピッタリに合う計算です!

根太を張る方向

 

根太は、フローリング材を張る方向と直角になるように張ります。

今回は、長手方向に平行にフローリングを張るので、

根太は部屋の短い方の壁に並行に張ります。

ピンク…根太 / ブルー…フローリング材

 

この部屋の大きさは、3537×2630。

根太は、303ミリ間隔で張っていきます。(この間隔については、また後述します)

 

なので、今回用意する根太用の30×40角材は、

2630ミリの長さで、

3537÷303 =11.67…+1(端っこ用) =12本

になります。

 

今回、ホームセンターでちょうどよく長さを用意できず、

根太を継ぎ足した部分もありました。(下の写真参照:2本使って2630ミリにしました。)

これでも特に問題はなかったです^^

 

調整用の薄いベニヤ板を用意する

 

段差は場所によって、57~60ミリと差があるので、

薄いベニヤ板で調整します。

 

ホームセンターで手に入った、1ミリ厚のバルサシート、2.5ミリ厚、4ミリ厚のベニヤを

適当な大きさにカットして、根太を張る時に下にかませて、調整に使います。

 

 

この後張る無垢フローリング材はこちら↓

根太を張る

 

根太の下に調整用の板をかませて調整しながら、

水平器で水平を取っていきます。

 

 

50ミリ長さのスリムビスで止めていきます。

かませた調整用の板を、いっしょにビス止めするようにします。

ビスを打つ間隔は、手の平をいっぱいに広げたくらい。(だいたい20センチくらい)

 

 

ビスの頭がめり込むくらいに、しっかり打ちます。

ビスの頭が出ていると、上に張る合板がガタガタしてしまいます。

 

 

端から303ミリのところに印を付け、次の根太を高さ調整していきます。

 

 

1本目の根太と2本目の根太の高さも確認します。

 

…が、根太を張り進めるにつれ、だんだん根太同士の水平が合わなくなってきました。

この部屋、奥へ行くほど微妙に床が上がっているような??

 

水平器でほかの部屋も確認してみたところ、全体的に微妙に傾きがあることが分かりました。

築30数年、歪みもあって当たり前。

ってことで、多少水平が合わなくても気にしないことにしました^ ^。

 

根太を張り終えました!

左側、最後の2本の間隔は、303ミリではなく、残り幅を等分にしています。(405ミリくらい)

 

断熱材を敷く

 

厚さ30ミリのスタイロフォーム(断熱材)を、根太の間に敷き詰めていきます。

 

6畳間で1820×910ミリのスタイロフォームを6枚購入したのですが、

半端がけっこう残ってしまったので、うまく敷き詰めていけば5枚で足りたかも…

 

根太の高さが30ミリなので、30ミリ厚のスタイロフォームを入れます

 

根太の間の幅に合わせて印を付け、

カッターでカットします。

 

 

根太の間に押し込んで、なるべく隙間なくピッタリはめるのが理想です。

が、ピッタリにカットするのはなかなか難しかったので、

隙間はスタイロフォームの切れ端を詰めて、埋めます。

 

 

スタイロフォームの上を歩くと凹みができてしまうので、

根太の上に板を渡して、板に乗って作業しました。

 

 

スタイロフォームの敷き詰め完了!

 

下地合板を張る

 

根太とスタイロフォームの上に、12ミリ厚の耐水合板を敷いていきます。

 

 

合板をピッタリ壁にくっつけてしまうと、床鳴りの原因になるそうです。

壁から5~10ミリほど離して置きます。

 

 

合板同士も3~5ミリほど離して置きます。

 

 

根太を303ミリ間隔で張ると、

910ミリ幅の合板の端がちょうど根太の上に乗ります。

合板は、根太のある部分にビス打ちで止めるので、端がちゃんと根太に乗るような計算なんですね!

 

 

6枚の合板を乗せました。

手前に4枚と奥に2枚。

手前の左端と、奥の左側の合板は、部屋に合わせてカットしています。

 

 

根太のある位置に印をつけます。

端と端の根太の位置を確認して、定規と真っ直ぐな角材を使って線を引きました。

 

 

根太の上を、30ミリくらいの長さのビスで止めていきます。

ビスを打つ間隔は、根太と同様に20センチくらいの間隔です。

 

こちらもビスの頭が出ていると上に張るフローリング材が浮いてしまうので、

めり込むくらいにしっかり打ちます。

 

無垢フローリング張りの下地の完成

 

これでフローリング材を張る下地が完成です!

次はいよいよ無垢フローリング張りです。

がんばっていきましょ~♪