自宅2階の6畳和室を、DIYでフローリングに!
今回は、無垢フローリングを張るための下地づくりの工程を解説します。

Contents
畳の撤去

バールで畳を持ち上げて、撤去します。
畳は重いです!
腰や手を痛めないように注意しましょう。
畳の処分の記事はこちら↓(切って燃えるゴミで出しました。)
きれいに畳が撤去された部屋↓
この床の上に、フローリングを張るための下地を組んでいきます!


部屋の寸法を測り、根太(ねだ)の準備をする
畳を撤去後の段差は、57~60ミリでした。
この段差を、フローリング材+耐水合板+根太(ねだ)で、ピッタリに埋めます。

今回使う無垢フローリングは15ミリ厚。
耐水合板(ベニヤ板)は12ミリ以上のものを使います。
- 無垢フローリング材…15ミリ厚
- 耐水合板…12ミリ厚
- 根太(ねだ)…30ミリ厚(30×40ミリの角材)
この3つを重ねると、30+12+15 = 57。
ピッタリに合う計算です!
根太を張る方向
根太は、フローリング材を張る方向と直角になるように張ります。
今回は、長手方向に平行にフローリングを張るので、
根太は部屋の短い方の壁に並行に張ります。
この部屋の大きさは、3537×2630。
根太は、303ミリ間隔で張っていきます。(この間隔については、また後述します)
なので、今回用意する根太用の30×40角材は、
2630ミリの長さで、
3537÷303 =11.67…+1(端っこ用) =12本
になります。
今回、ホームセンターでちょうどよく長さを用意できず、
根太を継ぎ足した部分もありました。(下の写真参照:2本使って2630ミリにしました。)
これでも特に問題はなかったです^^

調整用の薄いベニヤ板を用意する
段差は場所によって、57~60ミリと差があるので、
薄いベニヤ板で調整します。
ホームセンターで手に入った、1ミリ厚のバルサシート、2.5ミリ厚、4ミリ厚のベニヤを
適当な大きさにカットして、根太を張る時に下にかませて、調整に使います。


この後張る無垢フローリング材はこちら↓

根太を張る
根太の下に調整用の板をかませて調整しながら、
水平器で水平を取っていきます。

50ミリ長さのスリムビスで止めていきます。
かませた調整用の板を、いっしょにビス止めするようにします。
ビスを打つ間隔は、手の平をいっぱいに広げたくらい。(だいたい20センチくらい)

ビスの頭がめり込むくらいに、しっかり打ちます。
ビスの頭が出ていると、上に張る合板がガタガタしてしまいます。

端から303ミリのところに印を付け、次の根太を高さ調整していきます。


1本目の根太と2本目の根太の高さも確認します。
この部屋、奥へ行くほど微妙に床が上がっているような??
水平器でほかの部屋も確認してみたところ、全体的に微妙に傾きがあることが分かりました。
築30数年、歪みもあって当たり前。
ってことで、多少水平が合わなくても気にしないことにしました^ ^。
根太を張り終えました!
左側、最後の2本の間隔は、303ミリではなく、残り幅を等分にしています。(405ミリくらい)

断熱材を敷く
厚さ30ミリのスタイロフォーム(断熱材)を、根太の間に敷き詰めていきます。
6畳間で1820×910ミリのスタイロフォームを6枚購入したのですが、
半端がけっこう残ってしまったので、うまく敷き詰めていけば5枚で足りたかも…

根太の間の幅に合わせて印を付け、
カッターでカットします。

根太の間に押し込んで、なるべく隙間なくピッタリはめるのが理想です。
が、ピッタリにカットするのはなかなか難しかったので、
隙間はスタイロフォームの切れ端を詰めて、埋めます。


スタイロフォームの上を歩くと凹みができてしまうので、
根太の上に板を渡して、板に乗って作業しました。

スタイロフォームの敷き詰め完了!

下地合板を張る
根太とスタイロフォームの上に、12ミリ厚の耐水合板を敷いていきます。

合板をピッタリ壁にくっつけてしまうと、床鳴りの原因になるそうです。
壁から5~10ミリほど離して置きます。

合板同士も3~5ミリほど離して置きます。

根太を303ミリ間隔で張ると、
910ミリ幅の合板の端がちょうど根太の上に乗ります。
合板は、根太のある部分にビス打ちで止めるので、端がちゃんと根太に乗るような計算なんですね!

6枚の合板を乗せました。
手前に4枚と奥に2枚。
手前の左端と、奥の左側の合板は、部屋に合わせてカットしています。

根太のある位置に印をつけます。
端と端の根太の位置を確認して、定規と真っ直ぐな角材を使って線を引きました。

根太の上を、30ミリくらいの長さのビスで止めていきます。
ビスを打つ間隔は、根太と同様に20センチくらいの間隔です。
こちらもビスの頭が出ていると上に張るフローリング材が浮いてしまうので、
めり込むくらいにしっかり打ちます。

無垢フローリング張りの下地の完成

これでフローリング材を張る下地が完成です!
次はいよいよ無垢フローリング張りです。
がんばっていきましょ~♪
