バチック(はじき絵)[子どもとお絵かき]

 

油性の画材と水性の画材。

はじき合う性質を利用した「はじき絵」。

 

線が浮かび上がってくること、

クレヨンと絵の具の質感の違い、色の対比。

 

その不思議さ美しさに、子どもも夢中になります。

 

材料と準備

 

用意するもの

オイルパステル、クレヨン、クレパスなど

水彩絵の具

画用紙

筆、水入れ、新聞紙など

 

※水性クレヨンでは絵の具をはじきません。

はじき絵では油性のクレヨンを使いましょう。

 

バチック(はじき絵)のやり方

 

やり方
  1. 画用紙にクレヨンで絵や模様を描く
  2. 水彩絵の具を適度な濃さに溶く
  3. クレヨンで描いた上から、筆で水彩絵の具を塗る
  4. クレヨンの線が絵の具をはじいて浮かび上がる

 

 

今回はオイルパステルを使いました。

描いた上から絵の具を塗り始めると…

「でてきた、でてきた!」

「2色にしよう~」

 

 

「つぎはグルグルにしよう~」

やる気まんまん!

子どもも簡単にできるので、どんどんやってます。

 

 

オイルパステルの力加減や絵の具の濃さで、

色が微妙に変わる様子もおもしろいですね。

 

 

白い画用紙に白いオイルパステルで絵を描いて…

よく見えない分、絵の具を塗ったときの意外性があります。

真っ白い紙から絵が浮き上がってくる驚きも!

 

 

細かい表現には油性の色鉛筆やクーピーペンシルがよさそうです。

子どもからおとなまで楽しめる技法ですね!

 

クーピー、油性色鉛筆、ダーマトグラフを使ったバチック(はじき絵)比較

 

細く描ける画材でバチック技法を試してみました!

 

左から、

  • クーピーペンシル
  • 油性色鉛筆
  • ダーマトグラフ

です。

 

ダーマトグラフは、なめらかな油性色鉛筆のような描き心地で、

ガラスや金属、フィルムなどにも描くことができます。

もともとは医療用で、皮膚に印を付けるために作られたものだとか。

 

ダーマトグラフにも油性と水性があり、

水性タイプは水で消すことができます。

 

下はスキャンした画像です。

 

オイルパステルほど弾く効果は出ないけれど、

描いた線が浮かび上がっていますね。

(濃く描くとよく弾きます)

水彩絵の具に、ニュアンスを付けるのにも良さそうです。

 

画材をいろいろ組み合わせて、おもしろい表現ができそうですね!