前に前に考えるために
頭の中で一人で悩んでしまうことってありませんか?
同じことばかり考えて、生産性が全くないと分かっているのに、
脳内会議をやめられない…。
私もよく経験してます~_~;
悩んで前に進めない時は、
じつは「自分」にこだわっている場合が多いのではないでしょうか。
- 自分を認めてほしい、よく思われたいという承認欲求がある
- 人からどう思われるかを気にしている
自分にこだわり過ぎることで、本来の「目的」から外れてしまう場合があります。
私の身近に、いつでも「前に前に」と考えていく友人がいます。
会議や話し合いの場では、モノゴトを進めるための
「一歩先の意見」を言える人です。
彼女自身は、とても真面目で考え込みがちなように見えるのですが、
自分の考えにこだわらず、つねに「目的」に意識を当てているように見えます。
「モノゴトを前に進める」考え方を紹介します。
- 人と課題を分離する
- 「Yes,and…」を口ぐせにする
- 自分は「通過させるもの」
一つずつ見ていきましょう。
人と課題を分離する
ある問題が起こった時に、「どこに焦点を当てるのか」ということがあります。
ある野外行事の時に、未就園の子どもが残った火種で軽くやけどをしてしまいました。
その後「子どもの安全管理」の問題について、話し合われました。
この時に、問題を「人」にもとめると、
「誰が悪いのか」という犯人探しになってしまいます。
犯人探しは、建設的な対策にはなりません。
失敗したときにくよくよ悩みがちだったり、
あの人だから…とモノゴトがうまくいかない原因を「人」に求めることも同じです。
「自分がどう思われるか」にこだわっていると、
「人」に意識が向き、問題が起こった時に「誰が悪いのか」を考えてしまいがちです。
「人」に意識を向けるのではなく、
問題を解決するために「ともに目的・問題に意識を向ける」ことが大切です。
「Yes,and…」を口ぐせにする
他人のアイデアやアドバイスに、
「でも…」(Yes,but…)と言いがちな時は注意しましょう。
自分の考えに固執しているかもしれません。
こだわりなく、
「そうですね、じゃあ…」(Yes,and…)と、考えを広げていく。
他人の考えを受け入れ、さまざまなアイデアの中から最善のものを選んでいくほうが、発展性があります。
「Yes,and…」を口ぐせにしていると、コミュニケーションも広がります。
逆に、どうしてもこだわってしまう部分は、
そこに「何か」があるとも考えられます。
過去の確執やコンプレックスに気付くきっかけになる場合もあります。
自分は「通過させるもの」
自分にこだわらないことは、主体性を持たないということではありません。
こだわり過ぎて良くない状態というのは、
- 自分の失敗や発言について、くよくよ悩む
- 自分と違う意見を言われると、自分が否定されたように感じてしまう
- 自分の考えに固執して、他人の考えを受け入れられない
というように、自分に固い殻を作っている状態です。
(先に述べたように、ここには承認欲求やコンプレックスが隠されている場合があります)
自分を風通しの良い状態にしておいて、
さまざまな問題や意見を自分の中に通過させ、
そこから出てきたものが「自分らしさ」というのが理想です。
自分の失敗であっても、
より良い策を出すために「自分の身体を通過させる」と考えると良いですね。