娘が年長さんの時、卒業制作で初めて陶芸をやりました。
子どもたちの様子を見ながら片手間に大人もそれぞれ作品づくり。
日をおいて絵付けに行き、
またしばらくして完成した作品を受け取りに行きました。
できあがった作品はどれも味があって愛らしい。
そして、
お家で気軽に陶器のような作品をつくりたいな!
と思い立ちました。
この記事では
- ヤコのオーブン陶土の使い方
Contents
オーブン陶土とは?
ヤコのオーブン陶土は、家庭用のオーブンで焼ける陶芸粘土です。
- オーブン→〇
- オーブン電子レンジのオーブン機能→〇
- 電子レンジ→×
- トースター→×
釉薬の役割をする「Yu~」
Yu~(ゆ~)はヤコのオーブン陶土専用の「耐水・耐油コート剤」です。
- 食器や花器など水にふれるもの
- ツヤを出したい時
- 彩色した時の色止めとして
Yu~を使用した器などは食器用として使用ができますが、
加熱するなど調理器具としては使えません。
本格的な陶芸と作品に違いはある?
本格的な陶芸では、陶芸窯のある工房で焼いてもらう必要があります。
陶芸窯で焼いてもらった作品と、オーブン陶土で焼いた作品を比べてみました。
陶芸窯の作品
素焼き後に絵付けをしたあと、釉薬をかけて焼いてもらっています。
陶器同士を合わせると、チンチンと高めのいい音がします。
つやつやで固い感じです。
陶芸作品は、基本的には2回焼きます。
①素焼き(700~800℃)
②本焼き(1200~1300℃) ※釉薬などによっても変わります
オーブン陶土の作品
打ち合わせるとコンコンと鈍めの音がします。
固くはあるけど陶芸窯の作品に比べると脆いかもしれない?という印象です。
Yu~を塗っているのでツヤが出ています。
オーブン陶土の使い方
1.成形する
袋から出すと柔らかく、そのままで扱いやすい粘土です。
成形できたら、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
2.乾燥させる
大きさや厚みによって1日~1週間ほど乾燥させます。
全体に白っぽくなった頃が目安です。
乾燥後の作品は脆くこわれやすいので気を付けて~
3.オーブンで焼く
充分乾燥したら、いよいよオーブンで焼きます。
オーブンの天板にアルミホイルを敷いて作品を並べてオーブンに入れましょう。
160℃~180℃
30分~60分
ちなみに予熱はしませんでした
焼き上がり後はこんな感じ!
4.着彩する&YU~を塗る
イメージに合わせて全体に薄く溶いたアクリル絵の具の白を塗っています。
髪の毛の部分などにアクリル絵の具で着彩しました。
塗った絵の具が乾いたら、筆でYu~を塗ります。
画像のように新聞紙の上などで乾かすと、新聞紙がべりッとくっついてくることがあるので
粘土板や木綿布巾の上のほうがいいかも…
5.Yu~が乾いたらオーブンで焼く
塗ったYu~は5分~15分くらいで乾きます。
再びオーブンで焼きます♪
110℃くらい
20分
焼きあがりました~!完成!
素焼きとYu~の質感の違い
左は焼成のみ。
右は薄めたアクリル絵の具とYu~を塗って焼いてます。
まとめ
本格的な陶芸は、質感や釉薬の偶然性などもやっぱり魅力的!
ただ陶芸窯で焼いてもらう必要があるので、
環境によってはつくりたい時につくれないかもしれないですね。
オーブン陶土は本当の陶器との違いはあるけれど、
自宅で気軽に陶芸ふうの作品がつくれます。