オーブン陶土の使い方~お家でできる陶芸用粘土

 

りっぽ
こんにちは!りっぽです

 

娘が年長さんの時、卒業制作で初めて陶芸をやりました。

子どもたちの様子を見ながら片手間に大人もそれぞれ作品づくり。

日をおいて絵付けに行き、

またしばらくして完成した作品を受け取りに行きました。

 

できあがった作品はどれも味があって愛らしい。

そして、

りっぽ

お家で気軽に陶器のような作品をつくりたいな!

と思い立ちました。

 

こと
オーブン陶土を使えば陶器のような作品をお家でつくれるんだって!

 

この記事では

  • ヤコのオーブン陶土の使い方
についてお伝えします。

 

オーブン陶土とは?

 

ヤコのオーブン陶土は、家庭用のオーブンで焼ける陶芸粘土です。

 

焼くのに使えるのは…
  • オーブン→〇
  • オーブン電子レンジのオーブン機能→〇
  • 電子レンジ→×
  • トースター→×
りっぽ
何色かあるのも魅力♪

 

釉薬の役割をする「Yu~」

 

Yu~(ゆ~)はヤコのオーブン陶土専用の「耐水・耐油コート剤」です。

 

Yu~はどんな作品に使うの?
  • 食器や花器など水にふれるもの
  • ツヤを出したい時
  • 彩色した時の色止めとして

 

Yu~を使用した器などは食器用として使用ができますが、

加熱するなど調理器具としては使えません。

 

こと
きっと「釉薬」の「ゆ~」だね!
りっぽ
使った筆はよく水で洗っておこう!

 

本格的な陶芸と作品に違いはある?

 

本格的な陶芸では、陶芸窯のある工房で焼いてもらう必要があります。

陶芸窯で焼いてもらった作品と、オーブン陶土で焼いた作品を比べてみました。

 

陶芸窯の作品

 

素焼き後に絵付けをしたあと、釉薬をかけて焼いてもらっています。

陶器同士を合わせると、チンチンと高めのいい音がします。

つやつやで固い感じです。

 

りっぽ
ちなみに陶芸窯で焼く本格的な陶芸は、下のような温度で焼くんだって!

陶芸作品は、基本的には2回焼きます。

①素焼き(700~800℃)

②本焼き(1200~1300℃) ※釉薬などによっても変わります

引用元:https://www.toukito.com/column_detail.php?aid=23

オーブン陶土の作品

 

打ち合わせるとコンコンと鈍めの音がします。

りっぽ
風鈴づくりには向かないですね

固くはあるけど陶芸窯の作品に比べると脆いかもしれない?という印象です。

Yu~を塗っているのでツヤが出ています。

 

オーブン陶土の使い方

1.成形する

 

袋から出すと柔らかく、そのままで扱いやすい粘土です。

こと
つくっているうちに乾燥して固くなってきたら、少量の水を加えてこねよう!
りっぽ
指に少し水を付けてスリスリすると表面がなめらかになるよ

 

成形できたら、風通しの良い場所で乾燥させましょう。

 

2.乾燥させる

 

大きさや厚みによって1日~1週間ほど乾燥させます。

全体に白っぽくなった頃が目安です。

 

りっぽ
乾燥が足りないと、焼いたときにヒビが入ったり割れてしまうんだって
こと
上の画像は1週間くらい乾燥させた状態だよ!

乾燥後の作品は脆くこわれやすいので気を付けて~

 

3.オーブンで焼く

 

充分乾燥したら、いよいよオーブンで焼きます。

オーブンの天板にアルミホイルを敷いて作品を並べてオーブンに入れましょう。

 

焼成時間の目安

160℃~180℃

30分~60分

りっぽ
今回は小さめの作品だけどしっかり焼いた方がいいかな、と思い180℃、60分焼いてます♪

ちなみに予熱はしませんでした

 

 

焼き上がり後はこんな感じ!

こと
またもとの粘土の色に近くなって、素朴な風合いだね
りっぽ
紙やすりやカッターで削って整えることができるよ

 

4.着彩する&YU~を塗る

 

イメージに合わせて全体に薄く溶いたアクリル絵の具の白を塗っています。

髪の毛の部分などにアクリル絵の具で着彩しました。

 

 

塗った絵の具が乾いたら、筆でYu~を塗ります。

 

りっぽ

画像のように新聞紙の上などで乾かすと、新聞紙がべりッとくっついてくることがあるので

粘土板や木綿布巾の上のほうがいいかも…

 

 

5.Yu~が乾いたらオーブンで焼く

 

塗ったYu~は5分~15分くらいで乾きます。

再びオーブンで焼きます♪

 

加熱時間の目安

110℃くらい

20分

 

 

焼きあがりました~!完成!

 

素焼きとYu~の質感の違い

 

左は焼成のみ。

右は薄めたアクリル絵の具とYu~を塗って焼いてます。

 

まとめ

 

本格的な陶芸は、質感や釉薬の偶然性などもやっぱり魅力的!

ただ陶芸窯で焼いてもらう必要があるので、

環境によってはつくりたい時につくれないかもしれないですね。

 

オーブン陶土は本当の陶器との違いはあるけれど、

自宅で気軽に陶芸ふうの作品がつくれます。

 

りっぽ
わたしはまたしばらくオーブン陶土で楽しもうかな♪
こと
あなたらしい作品をつくってみてね!