スチレン版画はボールペンなどでスチレンボードに凹みを描き、
凸部分にインクを乗せて刷る凸版画(とっぱんが)です。
版になるスチレンボードは100均やホームセンターなどで手に入りますが、
今回はスーパーで買い物した時に出る「食品トレー」を使ってみました!
この記事では
- 食品トレーでやるスチレン版画のやり方
- 版画インクと水彩絵の具での刷り比べ
用意するものと食品トレーの準備
- 発泡スチロールトレー(またはスチレンボード)
- ボールペン
- 版画インク、水彩絵の具、でんぷんのり
- 画用紙(100均などの一般的なものを使用しています)
- ローラー、バレン、新聞紙など
食品トレーはよく洗い、底が平らなものをカッターで切り取りました。
よく見ると、真ん中が四角く盛り上がっているものが多いですね。
版をつくる
スチレンボード(切り取った食品トレー)にボールペンで絵を描きます。
版画インクで刷る
今回使った版画インクはHANSENの水性版画インク(青)です。
凹版のドライポイントでも使えるということで購入してました。
凸版のみならサクラクレパスのものがよさそう^^
ローラーでよくなじませます。
ローラーで版にインクを付けていきます。
全体にインクが付きました!
版に画用紙を乗せて、バレンでこすります。
きれいに刷れました!
水彩絵の具で刷る
今回はぺんてるのF水彩を使いました。
水を加えずチューブから出したままが良さそうです。
(上の画像でローラーの方向にすじが付いているのが分かります)
上の刷りではわりとうまくいきましたが、うまく刷れないこともありました。
そこで…
ということで、次にでんぷんのりを混ぜて試してみました^^
水彩絵の具+でんぷんのりで刷る
F水彩と一般的なでんぷんのりです。
筆でよく混ぜてからローラーでなじませます。
でんぷんのりの割合は5~10%程度が良いらしい!
でんぷんのりと同量程度の水も加えます。
水彩絵の具のみと比べて、版にしっかり付いている感じです。
※下のほう、白い丸は指の油が付いちゃったみたい(^^;
きれいに刷れました!
絵の具のムラがあるけれどまたそこが良い感じ^^
水で洗って何度も刷れます
今回使った版画インクも水彩絵の具も水で落とせます。
版画はインクや絵の具の乗せ具合や刷り具合で印象が変わります。
下の画像は今回版画インクでの1枚目(左)と2枚目(右)の違いです。
まとめ
スチレン版画はお家にある食品トレーでもできました!
水彩絵の具を使う場合は、でんぷんのりと水を少量ずつ加えるとうまく刷れます。
版をつくるときはボールペンで描くだけでなく、クッキー型などで模様を付けてもいいですね。