承認欲求って知ってますか?
- 行動する時、どう思われるか気になってしまう
- 上司などに自分の行動を見てもらいたいと思う
- 自分を否定されたくない
- ある特定の人に「認めてもらいたい!」という気持ちが強すぎて苦しくなってしまう…
自分でもわかっているのに、その人を気にしちゃうんだよね…
そんなときは、承認欲求との付き合い方を変えてみると楽になります。
この記事では、
- 承認欲求とはどんなものか
- 承認欲求との付き合い方
について書いています。
承認欲求とは?悪いもの?
承認欲求とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という願望であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。
承認欲求は、自分を認めたい・認めてほしいという欲求です。
人間にとって自然な欲求であり、悪いものではありません。
ただ、他者から認められたい気持ちが強くなりすぎると問題が出てきます。
アドラー心理学では「承認欲求を否定」しています。
その理由は、人からの承認を求めて生きることは、
他人の期待に沿う生き方をする=他人の人生を生きることになるからです。
- 人の顔色を窺って行動を決める
- 人が見ていないところでは良い行動をしない
- 人から評価されないと不満になる
- 人から否定されることを恐れる…etc.
そして他人の行動はコントロールできないので、
承認されるために努力し、承認されなければ苦しむことになってしまいます。
「承認」自体は問題ない
アドラー心理学で否定しているのは
他者からの承認を求めること
です。
「人から認められること」「人を認めること」自体には全く問題はありません。
むしろ私たちは人を認め、認められるということで関係をつくっています。
赤ちゃんや幼い子どもは、母親など身近な大人の承認を受けながら成長していきます。
この時に、「いい子でなければ愛されない」という経験をすると、
他者からの承認をより求めるようになってしまいます。
「承認されたい!」という気持ちが承認欲求だから、
人から承認されること自体は全然問題ないんだけど、
それを人に求め過ぎるようになるとマズいってことなんだね
承認欲求を減らすには「自己承認力」を高める
承認欲求から解放されるための対処法は、
自分で自分を承認する「自己承認」をしていくことです。
自分で自分を認められていないことが、他者からの承認を求める原因になっているからです。
自分で認められるところがない…という場合でも大丈夫!
自己承認は誰でもいつでもできます。
毎日の生活の中で
- 当たり前にしていること
- しなければならないと思ってやっていること
に注目していく方法です。
- 朝起きる
- 歯を磨く
- ごはんを作る
- 片付けをする
- 時間通り仕事に行く…etc.
それができていることを「できてる!」と自分で認めてあげます。
なんなら自分の呼吸に注目し、
「ゆっくり呼吸をしている自分すごい!」でもいいのです。
下はアドラーの言葉です。
人の行動の95%は正しい行動である。 しかし私たちは「当たり前だから」と それを無視してしまう。 わずか5%しかない 負の行動に着目してはいけない。
私たちは当たり前にやっていることは評価せず、できていないところに目が行きがちです。
ですが、実は日常のほとんどの行動が「正しい」行動なのです。
行動の95%は正しいのだから、自分でどんどん認める。
そして5%のダメな行動も「あ、ダメだったな」と、さっと認める。
良い行動も悪い行動も自分で承認していくと「自己承認力」が高まっていきます。
- 他者からの承認にとらわれなくなる
- 自分の基準で行動することができる
- 失敗にとらわれなくなる
- 人が見ていなくても自分がやっていることにウキウキできる
- やりたいことに挑戦していける
- 他者も認められるようになる
まとめ
いかがだったでしょうか。
自分を認めたい、人から認められたい気持ちは自然な欲求です。
しかし他者からの承認を得たいという気持ちが強すぎると、
認められるために顔色をうかがい、自分の行動を「他者基準」にしてしまいます。
ところが他者の行動はコントロールできないため、苦しくなります。
自分の人生を生きるには、自分で自分を認めていくことが必要です。
人間の行動の95%は正しいと考えると、
自分の行動の中にできていることをたくさん認めていけます。
上手に承認欲求と付き合っていきましょう♪