この記事は『絵本づくりトレーニング』(長谷川集平/著)を参考にしています。
家族や友だちのお誕生日があったらチャンス!
2見開きの「めくる」バースデーカードは、絵本づくりのトレーニングにもなりますよ。
誰かのためにつくる
絵本は「読者のために」つくるもの。
受け手がどう受け取るか、を考えるのは重要です。
バースデーカードづくりは、単純ですが
「誰かのことを思ってつくる」
「相手を喜ばせるためにつくる」
ということを見直すためにもいいトレーニングになります。
渡して、すぐに本人の反応を確認できるのもいいところですね。
2見開きでめくる効果を考える
絵本の特徴の一つは、めくることで画面が変化することです。
大きく変えることも、少ない変化に抑えることも、作者の意図が働いています。
絵本では、いくつもの画面変化の「モンタージュ効果」により、
読者の頭の中で一冊の絵本としての印象が構築されていきます。
このバースデーカードづくりでは、
シンプルに2見開きで「めくる効果」を確認します。
こんなバースデーカードを作ってみたよ
ちょうど先日、夫の誕生日だったので、
娘に協力してもらいバースデーカードを作ってみました!
自分の夢を叶えることと家族を守るために
着々と努力してきた夫…
ってことで、こんなバースデーカードができました~。
…正直、やっつけですね^^;
まあ何事もやってみることが大事です。
反応を見て思ったのは、
「夫は完成度が高いものが好きなんだよなぁ~」ってことでした。
娘の今だけの文字とか、私は愛おしくて堪らないんですけど。
(夫も多少はそういう気持ちはあるかもしれない)
来年の夫の誕生日は、「おおっ」というような
完成度の高いものを目指してみようかな^ ^??
受け手の感情をコントロールする
人の手が入ったもの、編集されたものには、
良かれ悪しかれ「意図」や「作為」が含まれています。
「あるニュース映像を、全く別のニュースで使い回す」なんてこともありうるのです。
(『絵本づくりトレーニング』にも例が載っています。)
バースデーカードは、
「喜ばせたい」「感動させたい」「驚かせたい」といった気持ちで作ることが多いと思いますが、
それも「1見開き目」と「2見開き目」の工夫で
相手の感情をさまざまに変化させることができるでしょう。
絵本づくりでは、15見開きなら15見開きの中で、
受け手に狙った感情、狙った印象を与えるための効果を考えていくことができます。